認知症介護日記その2/更に進む認知症の症状・一人で介護する限界を感じた

(2019年11月24日修正)

アルツハイマー型認知症患い、2016年春に亡くなった母の介護について書いていきたいと思います。

日記として書いていくので物語的な文章になります。

注釈:認知症の症状は様々です。母の場合は一つの例として捉えてください。

前回の記事はこちらです。

認知症介護日記その1/認知症に気づくきっかけの症状について・普通に生活している様に見えるが何か変


進む認知症の初期症状

父の入院、母の一人暮らし

それまで両親が二人で実家に住んでいましたが、急遽父が入院する事になり、母が一人、家で1日を過ごすことになった辺りからアルツハイマー型認知症の初期症状が以下の様に顕著に出てきました。

初期症状

  • 夜でも蛍光灯やテレビを消さない(元気な時は、寝るときは必ず消灯していました)
  • テレビの音量がかなり大きい
  • ご飯の調理中であることを忘れ、鍋やヤカンをガスコンロにかけっ放し(安全装置のおかげで火事にならなかった)
  • テーブルの下にゴミや小銭を溜め込む
  • 失禁
  • 食事後の食器を洗わず、そのまま使う
  • カビの生えたご飯を食べる
  • 目の前にある食品を全て食べる
  • ゴミ捨てをしない
  • 時間・曜日の感覚がない
  • 会話が成り立たない

これらの症状は下にいくほど徐々に私が気づいたことです。

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認知症介護日記その1/認知症に気づくきっかけの症状について・普通に生活している様に見えるが何か変

(2021年7月17日修正)

アルツハイマー型認知症患い、2016年春に亡くなった母の介護について書いていきたいと思います。

日記として書いていくので物語的な文章になります。

注釈:認知症の症状は様々です。母の場合は一つの例として捉えてください。

きっかけ

思い返せばまだ先に亡くなっていた父もまだ生きていた2008年ぐらいから、その兆候があったと記憶します。当時、母は67歳でした。

料理の味にばらつきが出て不味くなる

この頃は母の作る料理がワンパターンで、もともと特別美味しいとは言えないまでも、まだ悪くない味付けだったのですが、濃かったり薄かったりと少しづつバラつきが出始めてきました。

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母の認知症との日々の始まり/過去の話

2016年春に母が脳梗塞で亡くなりました。
診断書上は脳梗塞ですが、長い間アルツハイマー型認知症のためいきなり倒れたとかではなく、通っていたデイケア施設で脳梗塞の症状が見られ病院に運ばれ、その後治療を続けながら退院を待っていた日々でした。

認知症かもと私が分かるまでにも、兆候があり、母の作った料理の味がおかしくなり始めたところから「おや?」となり気付いた時にはちょっと大変な状況になりました。

それから、どうしたら良いか分からずながらも地域の民生委員さん、行政の福祉担当の方、介護ケアマネージャーさん、デイケア施設の職員さんなどに関わり様々な経験を得たことを日記としてアップしていきます。

今さながら落ち着いて調べてみると認知症の症状を解説した本を読み返すと、症状は人それぞれのようです。

幸いだったのは、介護が必要な時にたまたま私が30代という若さで、本来自衛官なので県外に出ているのが当然なのに、これまた臨時勤務で地元に戻っていたので速く対応できた事もあり、母は比較的幸せな余生たったかなと思います。

詳しくは後々書いていきたいと思います。