日本時間2025年2月20日午前2時頃、事前にApple公式から発表されていた通り新製品でiPhoneシリーズの最廉価版iPhone16eリリースの発表が行われました。
価格は最安値容量128GBモデルが¥99,800とこれまでの最廉価版だったiPhoneSEシリーズより¥20,000以上高い金額設定となりSNSなど多くのインフルエンサーが、2024年9月にリリースされたiPhone16と機能面で比較して金額が高すぎるとネガティブな意見が割合的に多い印象を個人的には受けています。
iPhoneSEシリーズと比較して高価
ネガティブな印象で目立つのは、SEシリーズと価格面で比較している点です。
ただ、第3世代iPhoneSEについては搭載されている情報処理用A15Bionicチップは、リリースされた2022年時点から見ると前年9月にリリースされたiPhone13と同じとは言え、多くの部分や機能はiPhone6、iPhoneSE第2世代と共通しておりコストを抑えた仕様となっています。
しかしiPhone16eはSEと共通するものはなくiPhone16をベースにしたものになっています。
そして、これまでとは違いiPhoneシリーズで初となる独自セルラーモデム「Apple C1」チップの搭載されています。
そのためアメリカでの販売価格を見ても128GBモデル599ドル、2022年第3世代iPhoneSEは429ドルとなりアメリカ販売価格を見ても30%以上高額となっています。
そして、円安の影響があると強く言われる意見の通り、2025年1月〜2月での為替で行くと1ドル=155〜149円前後となり日本ではより高い価格設定となってしまっています。
iPhone16と比較してみると
iPhone16シリーズとしては、合理的な価格設定と言えるかなと見ます。
比較しての違いで、一般的な使い方をする人目線で気になるとしたらGPUチップが1つ少なく、カメラの機能面制限、MagSafeがない点しょうか。
しかし機能を制限することで省電力化が図られバッテリー持ちが良くなっていると考えられます。これは普段の使い方で大きな差が生まれるでしょう。
購入は普段の使い方を考えて
多くの人に当てはまるのはyoutubeなどの動画視聴、ネット検索、LINEなどのメッセージアプリを使ったコミニュケーション、ゲームあたりと考えます。
これらの使い方ならiPhone16eは十分問題なく使えるでしょう。前述で触れたバッテリー持ちの良さに重点を置くなら尚更です。
人によっては動画視聴、ゲームをスマホではほとんどしないという人もいるとは思いますので、そうなると値下げされたiPhone15も十分視野に入るでしょう。
iPhone16を推奨するケース
カメラを多用する人です。
iPhone16Plusを使っている経験から言えるのは、物理的カメラボタンは利便性がかなり高いという点です。
下にiPhone16Plusの購入直後に書いたブログ記事です。参考にしてみてください。
独立した1つのボタンで、カメラ起動、写真撮影、動画撮影、ズームが行えます。
カメラのディスプレイ上での操作は、ディスプレイを見ないと操作ができませんし、手に水がついていたりすると誤操作で撮影できないこともあります。
仕事で外回りが多い方などは、カメラを頻繁に使う機会が多いのでは無いでしょうか。
16Plusがおすすめなのは
年代を問わず音声電話を使わない人が多くなってきました。その代わりLINEのようにメッセージをやり取りするコミニュケーションが60代の方でも当たり前に見られます。
そして40代以上の方は、加齢によって小さな字が読みづらくなってきている方も大半でしょう。
小さなディスプレイでは同様に字が読みづらく老眼鏡を使わないとちゃんと読めないというお年を召した方もよく見られます。
参考:AmazonアフィリエイトApple iPhone 16 Plus (128 GB)
高齢者だけでなく、出先でスマホを使ってネット検索を多用する方にもディスプレイが大きければ表示される情報量が多くなり時間短縮につながります。
ゲーム、動画視聴も大きなディスプレイの方が見やすく快適で没入感が高まります。
ゲーム、動画視聴は自宅に大きな画面のテレビ、モニターがある人はそっちで楽しむでしょう。それくらい大きな画面、ディスプレイは正義です。
Proを選べるならProが良い
クリエイターの方にはおすすめです。
所有欲を満たすのも個人的にはちゃんとした理由だと断言します。
より高負荷をかける作業をする必要性がある人は、普通にタブレットやノートPCを持ち歩く方がパフォーマンスが良いでしょう。
日本人が勘違いしてしまうこと
インフルエンサーが新しいiPhone、MacBook等Apple製品を神機のように推奨する動画を見続けるとおすすめにはそればかりとなり、Apple製品を持つことが最低限の暮らしかのような錯覚に陥りそうですが、一度海外ではどうなのか触れてみましょう。
海外のiPhoneのシェア率は日本ほど高くない
iPhoneの販売シェアが一番高いのは日本です。アメリカでさえ韓国メーカーLG、Samsungなどが売れている結果となっていますが、ヨーロッパでのiPhoneの販売シェアはさらに低いとみられています。
この理由はその国の生活環境もあります。
窃盗、強盗に狙われる
これは、私が2016年に1ヶ月ほどヨーロッパで自転車キャンプ旅行へ行った際、現地で留学されていたからアドバイスで言われたことで
「iPhoneを街中で使用するのは注意してください。スリやひったくりに狙われます。」
ヨーロッパでiPhoneは高級品なので狙われやすく、場合によっては脅されて命の危険が伴う可能性もあるとのことでした。
当時の旅行について書いたブログのリンクを下に貼っておくので興味を持たれたら覗いてみてください。
海外の映画を見ると、スマホで電話をかける際、ハンズフリーで会話しているシーンを見ると思いますが、当時のヨーロッパの街中での通話をしている人のほとんどがまさにハンズフリーでの会話スタイルで、周囲を見渡し警戒しながら通話しているのが印象に強く残っています。
インフラが整っていない
最近のiPhoneの特徴において5G回線対応機種であることもありますが、ヨーロッパとは言え田舎に行くとそこまで回線は発達していません。確かに店舗や列車にはWi-Fiが整備されてネット環境に困ることはないですが、それでは最新のiPhoneの5Gである必要もありません。
まとめ
iPhone16eは高いと感じるかもしれませんが、価格に見合った性能ですし今後期待される日本語対応AIのApple Intelligenceは日常生活で活躍すると考えられますので損にはならないでしょう。
以上です。