夢や目標を叶える数学的考え方(微分法)/目標を細かく分けて、達成しやす目標立てよう

将来に夢や目標が特にない

こんな風に考えている高校生や大学生、社会人に多く会って来たことが自衛隊の広報官時代にありました。

その時のほとんどはこちらも仕事中なので、自衛官にならないとアピールするだけでした。

でも改めて考えて、アドバイスすると

“目的や夢を達成するなら、過程を細分化し段階的に小さな目標を設定していくのが達成しやすい”

この考え方は数学の微分法に近いものがあります。

学校の勉強や部活、仕事の進め方も概ねこのやり方でいくと進みやすいと考えます。

大まかにやってしまうと目的や目標を達成できないことがあったり、結果を出すまでに時間的制約がある場合が多いと個人的には思います。

学生なら卒業するまでの期間、スポーツの試合や大会まで、企業なら決算期、年度末だったりします。

「夏までに体重10kg減量して水着姿でもお腹が出ていない姿になる」

仮の設定をします。

期間はこのブログを書いているのが2月なので本州を基準に、海開きの7月20日前後までの約150日で10kg減量をしようとなります。

手法は食事による摂取カロリーを減らす方法を選択してみます。

普段から運動を行わない女性を例に話を進めます。

目標達成を細分化し数値で考える

  • 脂肪1kgを消費するのに必要なのは7200kcal
  • 10kgの脂肪を落とすのに必要な消費カロリーは72000kcal
  • 72000kcalを150日で割ると目標480kcal /1日減量
  • 1日の摂取カロリーを算出。仮として日本人20〜70代成人女性の1日の標準摂取カロリーは2000kcal程度を用います。
  • 目標1日あたりの摂取カロリーを1520kcalとする。

厚生労働省が発表している標準的指標をとっていますので、個人に当てはめる場合はそれぞれの数値をある程度変えなければなりません。

補足として最低限必要な基礎代謝カロリーは設定世代で1110kcalです。これを下回るのは生命活動に危険が及ぶと考えられます。何より栄養バランスは大事です。

ただし食事量を減らしたからといって目に見えて効果が出るのは脂肪1kgが落ちる予定の15日後あたりからと考えますが個人差があることを頭に入れておいて予定通りには行かない事も考慮しておきます。

また運動をすると基礎代謝は増えますが、摂取カロリーが増え、筋肉が発達するので、結果として体重減量効果が小さくなるもしくは体重増加につながることもあります。

ここまでが数値で置き換えることができる目標の微分的達成法の解説でした。

次は数値でない目標を例に私の自転車ヨーロッパ旅行(記事はこちら)出発前に考えた事を挙げます。

  • 出発時期は4月または9月ごろで最大2ヶ月の期間を設定
  • 退職日の確認
  • パスポートの取得
  • 自転車旅行がしやすい国の選定
  • テントや寝袋ほかを取り付け運搬可能な自転車の選定
  • 日本での自転車の試し乗り
  • 体力維持
  • 滞在国の物価、宿泊先やキャンプ場の料金の確認
  • 治安情勢
  • 必要な経費
  • 自転車海外旅行経験者の情報を取得
  • 滞在予定の国にいる邦人に連絡を試みる(当時デンマーク留学中のKさんと連絡がとれました。多謝。)

ヨーロッパ旅行9月30日(デンマーク1日目)/いきなりトラブルの連続

他にも細かくありますがこれらは出発前に調べました。キャンプ場の料金はネットでも5年近く前の記事しか見つからず現地で確認するしかないと判断しました。

加えて海外自転車旅行者はかなりマイナーなので情報が情報になっていないと判断しました。

ざっくりした旅行目標から、ある程度小さな目標というかタスクというかそれらを抽出し、さらに細分化した目標設定をしました。

実際旅行をスタートしてからの移動距離に進み遅れが生じた場合に修正や目的地変更をしたりと対応を変えていきました。この変更については夢や目標を叶える数学的な考え方(積分法)になります。また後日解説したいと思います。

数学的思考ができる人に世界はこう見えている ガチ文系のための「読む数学」

より広く数学的な考え方を活かしたいと思ったら、こちらの記事もどうぞ

「直感力を高める数学脳の作り方」を読んで・効率の良い記憶に残る勉強法じゃん、て話

以上です。