ヨーロッパ旅行10月23日(フランス4日目)/花の都パリへ!と思って到着したところは…

(2020年2月10日修正)

2016年9月28日から11月3日までデンマークの首都コペンハーゲンを皮切りにドイツ、オランダ、ベルギー、フランスを旅行してきました。見れなくなってしまった方のブログ『よしっさ』に書いていましたが、内容を充実させて随時アップしています。

リールからフランスの首都パリへ鉄道移動する朝を迎えました。

出発はリールの駅を9時13分なので8時30分にはチェックアウトと考えて少し早く行動することにしました。

前日のブログは下のリンクからどうぞ

ヨーロッパ旅行10月22日(フランス3日目)/外国でもやっぱり肩こり腰痛って悩みなんだな?

ホステルの朝食が始まる7時に1階のバー兼ラウンジのテーブルへ。

ここのホステルはお客がパンの持ち帰りしないよう受付の担当者にオーダーしないとフランスパンと食パンを出さないやり方でした。

シリアルやオートミールは食べ放題なので、満腹になります。肉類、野菜も充実していたのは今まで泊まったホステル共通です。

前日にバーの客がハングアウトしたのか自転車を止めていた中庭にお酒の瓶が割れて散らばっていました。

私の自転車は幸いにも無事でした。そして朝7時なのに軽快に清掃をしている従業員さんの姿に驚きました。

日本人以外で早朝から仕事をする人種がいないと思っていたのでカルチャーショックでした。

荷物をまとめ、自転車にパニアケースをとりつけてチェックアウト手続きをし、予定より少し早いけど8時すぎに出発しました。

駅までの途中にライトアップされた建物が綺麗だったので撮影。オランダのブログでも書いていますが、高緯度地方で北海道より北に位置するため、日の出が8時30分ぐらいなので夜が明けていません。

脳みそがバグりそうなので腕時計を何度も確認しました。

こういう体験も海外旅行の醍醐味ですね。

海外航空券+ホテルがお得!<エアトリ> “"

8時20分にリールの駅に到着して、列車の時刻を示す案内掲示板をみるも9時13分パリ行きの列車が表示されておらず、チケットを何度も確認しました。時刻は間違っていないはずなのに。

まさかと思い、自分の持っている乗車券の駅名をよく確認すると出発駅は【LILLE EUROPE】と表記してあり、今いる駅の名前を確認すると【LILLE FLANDRES】、、、!駅を間違えてることに気づき、すぐにグーグルマップで位置を確認すると数百メートル離れた場所にその駅はありました。

余裕を持ってホステルを出たのが幸いしました。そして自転車だからより早く移動ができたのもラッキーでした。

LILLE EUROPE駅に到着(正確な表記は Gare de lille europe です。Gare は駅を意味するフランス語です。)

線路は4つしかなくて思ったより小規模

電光掲示板をみるとベルギーのブリュッセル行きもあるみたいです。そしてフランス鉄道独自の方式で、列車が出発するホームは決まっていません。その都度ホームは変わります。電光掲示板をよく見ておかないと間違えそうです。

フランス鉄道もドイツ鉄道と同じく改札らしいものはなく、基本はホームにあるポール状のチェック機械にチケットを差し込み時間を打刻してもらう方式のようです。

鉄道マニアさんなら大体知ってると勝手に思ってますが、乗るのはフランス鉄道の高速列車『TGV』です。

TGVとはいえ画像を見ると分かると思いますが、自転車を載せる車両の出入口は段差の大きい階段です。

やっぱり自転車には優しくないなー、それに加えて吊り下げタイプの自転車置場でした。

以前、ベルギー鉄道でリアライトを外し忘れて部品を折ってからこのタイプは嫌いになってます(苦笑)

自転車置場のある車両になるせいかランクは落ちるみたいですが、もちろん選んで1等席のお金を払えばTGVの贅沢なサービスを受けられます。

駅を間違えてやや慌てましたが、無事に出発。リールは日本では知られてませんが、フランス国内だけでなくヨーロッパでは観光地として有名なこともあり旅行にはおすすめします。

走り始めてしばらくすると、車掌さんが巡回にきました。

車掌さんは制服を着ていますが、女性が私物のリュックタイプのバッグを背負っている姿も見られ、バッグ等の小物は日本のように統一されていないようでした。

職員によっては長距離移動を担当する事もあるのか旅行カバンみたいなトローリーバッグを車内に持ち込む姿を見かけました。

検札しながら私のところに来たので、ドキドキしながら乗車券を出すとキップに印刷してある2次元バーコードを車掌さんがバーコードリーダーで読み取り、スタンプでチェック入れていきます。

ホームにあったチェックの印字機械は何の意味があるのか、、、

リールからパリまではTGVだと1時間ほどで、Paris Nord駅(パリ北駅、ノード駅と言うそうです。フランス語表記だとGARE du NORD)に到着です。

Paris Nord駅は、映画「Oceans12」でも登場したことを日本に帰ってから知りました。

ホームから出ると、今まで見た駅の雰囲気と比べて汚なさが2割増しです(笑)

ホームレスや物乞いが多く、ホステルまでのルート確認をしていたら3人ぐらいの物乞いにコインをくれと言われました。

駅の周りは結構な頻度でウ●コ(犬とかでなく、おそらく人類のモノ)が見られ、マッドな雰囲気プンプンでゾクゾクしました。

とりあえず素早く駅から離れて目的地へとペダルを漕ぎ出しました。ところが予約したホステルのはずの住所に到着するも、現地はただの郊外の住宅地でホステルワールド(Hostelworld.com)で予約した外観のホステルらしい建物は見つからず。

おかしいと思ってグーグルマップで確認すると検索した住所が同名の違う場所で往復で40キロほど無駄な動きをしてしまいました(笑)

戻り道の途中に通りかかった河は大きくて、空は晴れていて気持ち良いサイクリングになったとプラス思考で本来の目的地へ向かいました。

Paris Nord駅からは4キロしか離れて無いのに軽く10倍の距離を走り気分は上々です(笑)

パリの街中も自転車専用道路が整備しているところもあれば、そうで無いところも多く見られました。石畳ではなくアスファルトな分、まだお尻が痛くならなくて良かった。

目的のホステルに到着し、チェックイン手続きをいつも通り英語で開始。もう英語を話すことに抵抗はありません。発音は正直いってカタカナ発音です。でもこれまでの旅行で知ったのは、発音はそこまで気にすることじゃないと言うことです。そうは言っても事前にしっかり勉強しておくの便利なのでおすすめします。

朝食については有料だけど食べる際に受付で5ユーロ払って食べる方式でした。

ところで、私はこの旅行に出るまで「予約」を英語で「I reserve…」または「I have reserving …」と「Reserve」を使っていましたが、この旅行で宿泊した全てのホステルやキャンプ場の受付の人から「Do you have booking…?」と「Booking」を用いて確認されました。

宿泊予約サイトに「Booking.com」があるように、予約にはBookingのほうが日常的に使われているようです。それでBookingを使ってみたらスムーズなやり取りになりました。

チェックイン手続きの流れで、乗ってきた自転車の置場を聞いて確認すると、外にある道路沿いの自転車置場だけで中に置くのはダメだよと、、、。

一応ワイヤーロックを通せるよう太めのパイプでつくられた自転車止め用に固定しました。けど不安いっぱい。

確かにParis Nord駅の周りに比べてまだ治安的にマシと思えるホステル周りですが、今まで宿泊してきたところで、道路沿いの外に自転車を置けとなったのはここが2箇所目です。

しかも都会で更に治安が悪そうで一層不安を感じたのは他でもありません。

何とか自転車が無事でありますようにと願いながら自転車のロックをかけホステルの部屋に入りました。

部屋の作りは二段ベッドが二つで計4人が同室となる部屋で、シャワー、トイレが付いている部屋を事前に予約しておきました。それで1泊2600円程度。ここのホステルのドミトリーは6人部屋、更に大きな所では10人以上のドミトリーもあり、もっと安く宿泊できます。

部屋には先客が1人いる様子で、置きっ放しになってる荷物から察するに女性みたいでしたが外出中のためか誰もいませんでした。

久しぶりに自転車を漕いだため、太ももが筋肉痛になった事もありベッドで横になっていると、長身の若い白人男性が入って来ました。

「ボンジュール」と挨拶を交わし、これまで通り私が英語しか分からないと伝え、どこから来たの?と聞くと、彼はフランス人で東部から来た大学生だと。

映像関係を学んでいるらしく将来は映像監督になりたいとの事でした。

私が日本人と分かると「こんにちは、すみません、こんばんは」と日本語の挨拶をしてくれて嬉しくなりました。

彼は日本のマンガ(コミックでなく、マンガと発音していて驚きました) にも大変興味があるとのことで、某忍者マンガも大好きと話をしていました。

滞在目的は勉強のためで、期間中に映像作成の仕事もするとのことでした。旅行バッグの中からアニメのキャラクターが印刷されたTシャツを出してきて嬉しそうに見せてくれました(何のアニメかは、わかりませんでした。ごめんね。)

話しをしていたら、元々の先客らしいアジア系の女性が入って来ました。

これがかなり無愛想で軽く挨拶はしたものの、自己紹介も無く、はっきり言ってフランス人の彼も何だコイツといった感じで見ていました。

ヨーロッパでアジア人が偏見の目で見られるとのことですが、彼女の行動は反対に見下してるかのような態度に見えました。アジア系が全てそうとは思いませんが、あの態度では嫌われても仕方ない。

アジアンは、またすぐに出て行き、フランス人の彼もしばらくして晩御飯を食べると言って出かけて行きました。

私は足の疲れが少し取れたところで雨が降っていたけど、近場のスーパーに行き惣菜サラダを買ってすぐに戻って、夕飯を終わらせて眠りにつきました。

以上です。