認知症介護日記その2

(2019年11月24日修正)

それまで両親が二人で実家に住んでいましたが、急遽父が入院する事になり、母が一人、家で1日を過ごすことになった辺りから下記の箇条書きしたアルツハイマー型認知症の初期症状が顕著に出てきました。

  • 夜でも蛍光灯やテレビを消さない(元気な時は、寝るときは必ず消灯していました)
  • テレビの音量はかなり大きい
  • ご飯の調理中であることを忘れ、鍋やヤカンをガスコンロにかけっ放し(コンロの安全装置のおかげで火事にならなかった)
  • テーブルの下にゴミや小銭を溜め込む
  • 失禁
  • 食事後の食器を洗わず、そののまま使う
  • カビの生えたご飯を食べる
  • 目の前にある食品を全て食べる
  • ゴミ捨てをしない
  • 曜日の感覚がない
  • 会話が成り立たない

介護の相談に行く前に出てきた初期症状と思われる行動です。
幸いにも徘徊がなかったのが救いです。

それぞれを細く見ていきます。

夜でも明かりを消さない

若い人でも明かりを点けたままじゃないと眠れないとは聞いた事はあるものの、節約が大事と言っていた母が夜中も明かりやテレビを点けっ放しで生活し始めたことが信じがたいものでした。
俺「寝るの?明かり消さないの?」
母「後で消すわ」
と言うものの明かりは点けっ放しで寝ている日が多くなりました。

テレビの音量はかなり大きい

母はかなりのボリュームでテレビを見ていましたが、テレビまでの距離は1.5m程度でした。

ご飯の調理中であることを忘れ、鍋やヤカンをガスコンロにかけっ放し(コンロの安全装置のおかげで火事にならなかった)

母は調理しようと台所で準備をした様子がありましたが、結局そのままで忘れているようで底が焦げ付いた空の鍋がコンロの上に放置してありました。

テーブルの下にゴミや小銭を溜め込む

母がティッシュで自分の鼻をかんだ直後にテーブルの下に入れたところを見て
俺「使ったティッシュをゴミ箱に入れんの?」
母「え」
様子がおかしいので、居間にある背の低いテーブルにかけてある白いテーブルクロスをめくって下を見ると、ティッシュのゴミだけでなく、食べかけのお菓子、小銭、郵便物、ダイレクトメール、いろんなものが何も考えなしで詰め混んであった状況でした。

俺「なんじゃこりゃ!理由あんのか?!あるんなら言え!」
当然、母は何も答えられません。後から知ったのですが認知症の初期症状の一つにゴミを溜め込む事例があるようです。

失禁

そして失禁。これ認知症以外でも介護ではよくあることなので省きます。

食事後の食器を洗わず、そののまま使う

ご飯を食べた後の茶碗がそのまま放置してあることが頻繁に見られ、食べ終わったあとの惣菜のパックもテーブルの上にそのままで明らかに片付けていませんでした。

カビの生えたご飯を食べる

ある日、私は仕事が終わっていつもの通り夜に実家に帰って、炊飯器を偶然開けてみると、カビの生えたご飯が中にある状態でした。

私「このご飯は、いつ炊いた?」
母「今朝炊いた」

即答です。春先で、暖かい日が続いていましたが、どう考えても朝炊いた米が夕方にカビが生えるわけがありません。当然保温機能も切れています。

失禁(大)の理由はこの米が原因のようでした。ちなみにこの頃には、母の五感は十分に機能していない様で、腐ったものでも食べるし、失禁しても臭さや衣類の不快さも感じてないようでした。トイレに行ったついでに下着が汚れていることに気づき着替えていた様でした。

目の前にある食品を全て食べる

午前中、移動販売で買った1袋10個入りのみかんをテーブルに置くのを見かけてました。

そして翌朝に私がみかんを食べたいと思って探してみたけれでどこにもみかんが見当たりませんでした。テーブルの上には向いた後のみかんの皮が重ねられていました。ちょうど10個分ほどあってまさかとはその時は思いました。

ゴミ捨てをしない

みかんの皮はほったらかし、テーブルのしたのゴミもそのままで流石に私も怒りました。

そうすると母は「後で片付けるけー」

母が自分でやると言ったのを聞きましたが、私は怒りもあり、自分の部屋に戻りました。

結局はそのままでした。同じやり取りがしばらくの期間くりかえされました。

曜日の感覚がない

ケーブルテレビばかり見ていると同じ番組の繰り返しなので曜日感覚が乏しくなっているようでした。

会話が成り立たない

上記からも分かるように会話が成り立っていないことが日に日にはっきりとわかってきました。

それまで母の食事は移動販売の車が近所までくれば出かけて食材などを買いに出ていたようでしたが、それも徐々に無くなっていったようです。というより移動販売がやってきて放送で告げても、来ている事を数分で忘れてしまっている様でした。

炊飯器で米を炊いていること(米は無くなる前に私が買い置きする。機械任せなのでセットしてしまえば炊ける)、私の買ってくる惣菜やお菓子、近所のおすそ分けの果物、たまに移動販売でも玄関先まで来る業者がいれば買い込む等で食事はなんとかなっていたようです。

なぜ介護の相談をしていなかったのかと言うと、父の入院の世話もして、仕事もしてと時間の余裕がありませんでした。

思えば、よくある介護疲れからくる鬱や自殺などの悲惨な結果は、介護する側も高齢だったりと体力が衰えて余裕がない場合が想像されます。

次以降は、介護の相談と引き続き母の認知症の状況を書いていきたいと思います。