これまで使ってきた10年前に購入したニコンD60では流石に様々な限界がきて買い替えを考えている中で幾つか候補があったのですが、センサーサイズが同じAPS-CのZ50にしました。
早速、Z50で撮影した画像から
やはり軽くて使いやすいのが一番の驚きです。
そしてファインダーを覗かなくても、ボディのディスプレイをタッチすることでシャッターを切ることができるので、水面近くで咲いているスイレンに近い高さでカメラ本体を構えて撮影できます。
さらに最近のコンパクト、一眼問わずデジタルカメラ特徴として、PCを使わなくても撮影した写真データをスマホやタブレットにBluetoothやWi-Fiを使って直接送れる事です。
たまたま近くにいた野良猫さんを撮ってみました。
望遠レンズを使った撮影で、距離的には10mぐらい離れていた感じです。
目次
その軽さは強い
実際に重さを計ってみました。一応比較として同じAPS-C一眼レフのニコンD60の重量も載せておきます。
レンズとストラップ込みの重さの数値としては180gほどZ50が軽くなっています。
大きさの違いもわかると思いますが、やはりZ50コンパクトに仕上がっています。
オートフォーカスは速く、モニター用ディスプレイをタッチすることでもシャッターが切れ撮影されるのも驚きです。
Z50はミラーレス一眼のエントリー機には十分でしょう。
そしてZ50は写真だけでなく4K動画の撮影もできるのが10年前の一眼カメラとの大きな違いです。
しかしフルサイズではないので以下はフルサイズとの比較を含めたAPS-Cを選んだ理由、そしてAPS-Cをお勧めする点を解説します。
センサーサイズの話
Sony公式サイトより引用「知っておきたい6つのポイント」
フルサイズとそうではないサイズのセンサーについては上のリンクから見ていただくのが分かりやすいとは思います。
フルサイズとは
フィルムカメラのサイズと変わらない画角が撮影できるセンサーです。
プロも使っているフルサイズ一眼カメラは、カメラが趣味としている人なら憧れる人がほとんどでしょう。
そして、そうでないセンサーとは、APS-C、マイクロフォーサーズと呼ばれるものが代表例です。
APS-CはSony 、Canon、Nikonで使われ、マイクロフォーサーズはOLYMPUS PEN、Panasonicで使われる規格です。
APS(Advanced Photo System)とは
直訳すると先進撮影機構となるかな?と。
言い換えるとフルサイズ規格(そもそもカメラフィルムの撮影範囲を維持したもの)より新しい規格のセンサーものという考え方になるでしょう。
そして—Cとは Classicを表しています。
他にはAPS-Hなどありそれぞれセンサーサイズが異なります。
マイクロフォーサーズとは
APSとは異なる規格ですが、やはり先進撮影機構と言える規格です。
一眼レフとミラーレスの違い
価格
一眼レフは、フルサイズは高価で安くとも20万円以上、APS-Cなどは10万円前後からと比較的安くなっています。
しかしミラーレスは、フルサイズ・APS-Cに限らず値段にばらつきがありフルサイズでも20万以下のものがあればAPS-Cでもレンズ付きとなると20万越えなども見られます。
これは撮影画質以上に搭載されている機能によるものが大きいようです。
構造、仕様
通常の一眼レフカメラは構造的に大きく、重くなります。
それに比べるとミラーレスはコンパクトで軽くなります。
また同じミラーレスでもフルサイズはAPS-Cよりはやはり重くはなってしまいますが。
自衛隊広報経験からAPS-Cを選ぶ理由
何を撮影するかにもよりますが、広い範囲の景色、動かない人、物、夜間撮影は繊細な部分の表現力や色合いやボケでフルサイズが魅力を一層引き立てます。
しかし対象の動きが早い、特に子どもの撮影は不向きなところがあります。
APS-Cはセンサーが小さく情報量が小さいため、画像処理速度が速くなり、オートフォーカス速度、画像処理速度に優れ動くものに焦点を合わせやすく連写性能が高いというのが大きな利点です。
加えて軽い重量なので体力的にも非常に楽です。
従って私の場合は、動きの速いサーファーや自衛隊航空機を撮ることが多いのでAPS-Cを選びました。
楽天市場の広告からAPS-C機種です。
画質について
玄人が撮影した最新のミラーレスのフルサイズとAPS-Cの写真の違いは素人では判断できないでしょう。
APS-Cでも画像編集ソフトを駆使してフルサイズに匹敵する画像へと加工できます。
フリーの画像編集ソフト・アプリでも十分ですが、特にAdobe Photoshopが代表する有料画像編集ソフトはプロレベルで加工も可能となります。
参考に加工前後の画像を2枚貼ります。
Adobe Photoshopを使って、ボケの追加をしています。
奥側にあるスイレンのボケ具合を強調してあります。またトリミングで余計な部分を切り抜いています。
事業・業務用で必須のボカシがあるだけで画像の使用範囲が拡大します。
編集・加工にはAdobe Photoshopはおすすめです。パッケージ版のAmazonと楽天市場の広告を貼っておきます。
ダウンロード版はWindowsとMacでそれぞれ違う商品となるのでよく確認してダウンロード購入しましょう。
時代は静画から動画へ
動画はやや画質を落ちても情報量が多いので、広報としては動画撮影をお勧めします。
動画で撮影して、後で静止画を切り出し、自社のホームページにアップという流れに慣れてしまえばより短時間で広報・宣伝になるでしょう。
個人では、YouTubeチャンネルを持っている人になおさらAPS-Cをお勧めします。
手軽に4K動画を撮影できる魅力は非常に大きいです。このことから有名Youtuberは高額なAPS-Cカメラで動画撮影を行なっていることが多いのでしょう。
動画撮影で気をつけるのはバッテリーと記録メディアの容量ですね。
本格的にやるなら予備のバッテリーと大容量SDカード等のメモリーは持っておきたいところです。
また動画編集となるとそれなりにスペックの高いPCをお勧めというか必須と言えますね。
参考に私が今使っているM1MacBookPro(2020)モデルのインプレッション記事のリンクを貼っておきますので参考にしてみてください。
これから購入をAPS-Cカメラを検討する方へ
メーカーについては好みが分かれますが、最新のものを買うならUSB-Cで充電・給電できるものが良いと考えます。
Z50より更にコンパクトでほぼ同等の性能があり軽いZ30が販売されています。
動画撮影に強いのは家電メーカーです。
Sonyやパナソニックが代表例ですね。
楽天市場
フルサイズを手に入れられるだけ予算30万円程度余裕がある方は、例え初心者でもフルサイズカメラの購入をお勧めします。そうではなく予算は厳しくても一眼レフカメラでの撮影に憧れる方の希望になればとこの記事を書きました。
原点回帰・一眼レフカメラの良さ
ほとんどの一眼ミラーレスはファインダーがありますが、あくまでもディスプレイなので電力を消費します。またシャッターをディスプレイにタッチして切ることができたりと便利ですがやはり電力を消費気味です。従って一眼レフに比べバッテリーの消耗が早いと考えられます。
実際に使ってみてZ50は20枚程度しか撮影していない数日で満充電の1/3が減りました。D60で同様の使い方をしても10日以上は満充電に近い状態です。
何より未だレンズに関しては一眼レフ向けのものが充実しています。
もし、一眼カメラを手に入れたい人がいるなら、中古品のフルサイズ一眼レフカメラを狙うのもありです。性能・機能は置いといて撮影した写真の質の高さはミラーレスと遜色ありません。
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以上です。