M4Pro Mac mini買ったよ/M5MacBookProじゃない理由

タイトルに偽り無く、M5MacBookProがリリースされたにも関わらず、M4ProチップMacminiメモリ24GBモデルを購入しました。

理由を挙げながら解説を書いていきます

目次

性能差が、ほとんどない

事前の公式発表のスペックから見てもM5チップとM4Proチップの明確な性能差がなく、M5MacBookProの筐体はM4MacBookProとかわらず、しかしM5のUSB-C端子はThunderbolt4となっていて、その性能向上分を十分に発揮できない構成で不思議に思ったところです。

また、ディスプレイ、スピーカーもアップデートしていません。

日本語AI処理が上手くできるには、まだ早いという疑問

M5チップの最大の特徴のAI処理の向上とはありますが、そもそも世界の言語の中でも難解言語Tier1とも言われる日本語に対応できるのはまだまだ時間がかかると見られるので、メリットは薄いと判断しました。

根拠につながる事例としては、Appleインテリジェンスが日本語対応となったあたりから、Macレビューが多い有名日本人インフルエンサーや著名人がアップしているYoutube動画でもおそらくAI処理編集による文字起こしをしているみたいですが、誤変換のテロップ、字幕が散見されているところです。

処理速度は思ったほどでない

メモリの最小能力構成に差があるので単純な比較とは言えませんが、M5よりM4Proチップの方が機器のみの処理能力に関しては総合的に上になっています。

補足としては、M5はM4より優れているのは間違いありません。

引用:apple公式「Macのモデルを比較する」

接続ポートの少なさと規格の違い

デバイス接続ポートはM4ProMac miniは 3つのThunderbolt5、それとは別に2つのUSB-Cを含む合計8つのポートとなります。

一方、M5MacBookProは3つのThunderbolt4他はSDXCカードスロット、HDMI出力端子です。

接続ポートが少ないのはこれまで使っていたM1MacBookProで苦労していた点もあり、ポートが多いことも必要な要素でした。大きな違いはM1はHDMI出力端子がなくて2つしかないUSB-Cポートからハブ経由で外部モニターに出力していました。

Mac miniに無くてM5MacBookProにあるポートとしてSDXCカードスロットがあります。クリエイターからすれば、一眼カメラでの撮影した画像を保存する記憶メディアはSDが主流なので是非欲しい物です。

MacBookProは重い

重量の話です。

M3チップ以降のMacBookProは重さが1.5kgを超えています。不思議なことに1.5kgを超えると途端に持ち運びの負担が出てきます。

単体だけの持ち運びでの作業というのはそこまで多くありません。動画編集をするとなると16インチモデルが編集のしやすさもありますけれど、外付けデバイスを複数持ち歩きますし何より電源アダプターというずっしりとしたものが必要になってきます。

軽い作業であれば、iPadの方が持ち運びに優れている面からおすすめします。

M5MacBookProは十分凄いです

M5MacBookPro批判するつもりはなく、M2以前のモデルなら他の比較検証レビューされた方のブログ等見ても間違いないスペック評価なので初めてのMacを考えている方、加えて将来的に動画編集他クリエイター活動をしてみたい、M2以前のMacBook ユーザーには最小構成モデルが¥248,800となり性能から見た価格の面でもおすすめできます。

M4Pro以上の性能を求めるならメモリを盛る事で解決するかなと思います。またSSDの容量を盛る事でも処理速度は向上するでしょう。

参考Amazonアフィリエイトリンク: Apple 2025 MacBook Pro 10 コアCPU、10 コアGPU のM5 チップ搭載ノートパソコン:Apple Intelligence のために設計、14.2 インチLiquid Retina XDR ディスプレイ、16GB ユニファイドメモリ、1TBのSSD ストレージ – シルバー

M4Pro Mac miniでも大丈夫な人

普段から出先でPC作業がなくディスプレイ、キーボード、マウス等の別売り周辺機器が揃っている方なら値段が安くなるのでおすすめできます。反対に、周辺機器がないMacBookユーザー、iMacユーザーにはおすすめしません。

MacBookでクリエイター作業をするなら冷却ファンは重要

MacBookAirがクリエイターから避けられている理由は、スペックではなく冷却ファンが無いことで熱が溜まり処理能力が落ちる不安からです。

4K120fps以上の高品質の動画の編集、書き出し等の高負荷処理をする際に、CPUやGPUなど半導体を含む部品はかなり熱を発生します。計測している方々のアップしている情報だけでも内部温度が80℃を超えているデータも確認できます。

高熱により処理能力が低下することは他のPCでも常識的に知られていることです。

実際使ってみて

M1MacBookPro16GBとの日常使用での処理速度の違いは微々たるものです。が、ちょっとした処理でコンマ数秒の速さの違いは感じます。改めてM1チップでも日常遣いには十分な性能と断言できるとも感じました。

そして、動画編集Adobe PremiereProの書き出し速度の速さは段違いでした。

毎日アップしているサーファー向け沿岸波浪予想図解説のショート動画の書き出しについて、30〜50秒動画がM1は30秒程度でしたが、M4Proだと5秒程度です。

apple公式の処理速度比較では、M4チップはM1チップの2倍とありM4Proチップについて曖昧でしたがメモリ24GBモデルでも体験はそれ以上のものとなりました。

これだけでも購入した価値があったと感動しています。

電源ボタンは押しづらい?

個人的には全く気になりません。

1日何十回も押す人には大変でしょうが、私はせいぜい2〜3回なので気にもなりません。電源を切る時は画面上のシャットダウンをクリックするだけですから電源ボタンを触る必要がないですし。

意外でイケる点

内蔵スピーカーが意外と音が悪くないので面を食らいました。

もちろん安くても外付けスピーカーの方が音質は良いですが、音質にそこまでこだわりがなくスピーカーの購入に迷う方は、音を聞いてから検討してみても大丈夫と言えます。

他のapple製品と世代を合わせる事で得られる快適さ

話は少し変わりますが、2024年9月にiPhone16Plusを購入していました。

iPhone16PlusとM1MacBookProとの連携は悪くは無いものの、少しもたつきがあるかなと何となく感じてはいました。

ところがM4ProチップMacminiとの連携は、そのもたつきが解消されました。

具体的には、iPhoneミラーリング立ち上げ時のリンクの速さ、MacminiからiPhone16Plusへの動画転送の速さに現れました。

機械は、世代の近い方が使われている部品のギャップも少ないため連携しやすいだろうという経験が、Macでも証明されたと自信が持てました。

参考にブログのリンクを貼っておきます。

加えて、2025年9月にiPhone版 adobe Premiereという基本的なものは無料の動画編集アプリがリリースされました。有料PC版Premiere Proほどではなくとも直感的な操作ができ動画編集が行え意外と使えます。

余談:移行作業は毎回うまくいかない

私のやり方が悪いのかも知れませんが、移行アシスタントが上手く動作せず、基本的にデータのほとんどを一度外付けSSDにコピーし、MacBook内の基幹アプリ以外のデータを消去しないと作業に移りませんでした。

このやり方をするならiCloud経由でデータを同期させるほうが早いかもと感じます。

まとめ:わずか1日の使用で満足が大きい

買って良かった。

モバイル面でもし、iPhone16Plusでは物足りないとなったらMacBookAirの購入を考えるかも知れませんが、今の所は大変満足しています。

以上です。