海外旅行で使った自転車の話/海外でキャンプしようとしたら使える自転車は限られる

簡単な旅行の行き先、期間は本文の一番下に書いて置きます。

目次

日本から持って行った自転車の紹介と扱いについてお話します。

これ無しでは私の旅行は語れない自転車

画像はフランスのシャルル・ド・ゴール空港から日本へ戻る際に自転車を預け荷物として輪行袋に入れる準備の状態です。

『SURLY DISC TRUCKER』

アメリカに本社がある『SURLY』という自転車メーカー(日本代理店もあります。)が販売しているツーリング向け自転車の一つです。(made in chinaでしたが)

調べた結果を踏まえ選んだ理由

  • フレームが全てクロモリ(鉄)だから頑丈で、もしフレームが折れても自転車屋さんなら溶接で修復できる。
  • タイヤサイズが26インチでヨーロッパでもチューブ、タイヤ、ホイールが入手しやすい。
  • シフトレバーがハンドルバーの先端にあり走りながらでも変速しやすい。
  • クロモリフレームはしなやかで疲れにくい。
  • ツーリストで使用している人が多い。
  • 前側のギアが3枚あり、登りが楽
  • キャリアや泥除けをつけるダボ穴(ネジ穴)がある。
  • 重い荷物を載せての移動も問題無し(ただしキャリアの重量制限に注意)
  • ディスクブレーキ

ツーリング向けの自転車は様々なメーカーから販売されています。でも、なぜこれにしたかというと、どんな自転車が旅行に向いているか自転車雑誌の旅特集の記事を見ていたら、北米のツーリストの中にSURLYの自転車が割合多く見られたので、知り合いの自転車に詳しいアメリカ人にアドバイスを求めました。

「SURLY良いよ!中でもLong Haul Truckerがオススメだよ!」

と、最初はLong Haul Trucker(以下LHT)という車種を勧められました。知人も以前乗っていたそうです。
LHTは普通のタイヤのホイールリムを両側から挟むブレーキタイプです。

ネットで調べて見るとSURLYを扱っているショップは幾つもあるものの、LHTの在庫を置いているところはなく、とりあえず検索でヒットした新潟県にあるHAPPY BIKESさんにメールで確認してみたところ。LHTだと注文してから入荷するまで期日の見積もりがつかないとのことでした。

この時点で9月初めで、季節がら9月中には旅に出て冬になる前には帰国したいと考えていました。
自転車が届いてから組み立てて、少しは乗って感覚や調整はしておきたかったこともあり早めに手に入りそうなクロモリの他メーカーの自転車も調べていましたが俺の身長(170センチ)に合うフレームサイズはどこも在庫無しでした。

もっと調べていたらSURLYのDisc Trucker(以下DT)にヒットしました。
DTはLHTのディスクブレーキバージョンです。

ディスクブレーキの利点は長距離の下り坂や雨天時でもカンチブレーキやVブレーキにくらべ制動力が高めであること。DTについて知り合いに聞くと、

「Disc Truckerはもっとイイよ!!」

海外は延々と(日本では想像つかないぐらいの)下り坂がつづく道も予想されるから、そっちが良いと。

で、SURLYの自転車を取り扱っているHAPPY BIKESさんのHPにDTを取り扱っていることが確認できたのでメールでお問い合わせすると、すぐに納車可能とお返事があり、発注決定。

自転車を慣らし乗り

1週間もかからずDTが到着し、早速組み立て。

キャリアとかドリンクホルダーもつけて試し乗りをしました。ただ出発までに乗れたのは2回だけ。距離も家の近場のみだったので20km弱。9月は天候が悪い日が多かった。

勢いで行くしかねーなと覚悟を決めました。

飛行機に積み込むため梱包は入念に

日本出国の前に、自転車が届いた時の箱を使ってバラして箱詰めをしました。クッション材も再利用し出発時には損傷がないように注意をしました。

箱の中にはテントや寝袋、そのほか日用品などの持ち物も入れガムテープを何重にも貼り付けて破れないように気をつけました。重量は22kgでした。

気をつけるのはタイヤの空気を抜いておく事

飛行機の貨物室に乗せられる荷物は高い高度で気圧が低い状態になるため、空気が入ったままだと破裂します。完全に抜く必要はありませんが少なくともフニフニ状態にしておく必要があります。

成田空港までは運送会社に依頼

家から鳥取空港→羽田空港、電車で成田空港と移動するのに自転車の入ったデカい箱を持ち歩くわけもいかないので、JAL・ABC(リンクはこちら)の空港までの宅配を依頼しました。(クレジットカード会社によってはこの宅配の料金がサービス扱いで無料になります。

予約を取って、宅配業者さんが家までやってきて受け渡し。伝票の控えを成田空港のJALABCカウンターに持っていき引き渡してもらえました。料金は鳥取ー成田空港間は6000円弱でした。ちなみに28日に成田空港からデンマークへ出発でしたが、自転車は26日に発送してます。

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自転車とキャンプ道具だけでなく、パンク修理キットや予備のタイヤチューブなどの交換部品やドライバーなどのメンテナンス品も箱にいれました。手荷物で機内持ち込みができない恐れを回避するためです。

概要

公務員を退職して一ヶ月ほどたった2016年9月28日から11月3日までデンマークの首都コペンハーゲンを皮切りにドイツ、オランダ、ベルギー、フランスを旅行してきました。

私自身の英語能力は中学校習ったものにちょっと単語が多く知っているレベルです。

旅行の話は以下のリンクから読めますので興味を持たれた方は是非読んで見てください。

ヨーロッパ旅行9月30日(デンマーク1日目)/いきなりトラブルの連続

以上です。