リブテック・ピックアップスティック7’6の乗り心地を解説します

(2020年9月20日修正)

以前から注目していたリブテック・ピックアップスティック7’6(浮力は52.9リットル)をドナルドタカヤマ・スコーピオン6’8と比較しつつ書いて行こうと思います。

まずはリブテック・ピックアップスティック7’6で実際に腰〜腹ぐらいのファンボード向きの波でサーフィンをしている動画を貼り付けておきます。

よかったら高評価ボタンを押してやってください。

2023年現在、新品のデザインはかなり変化しています。

スコーピオンについては現在中古市場でもほぼ出回っておりません。より新しいスコーピオン2について下の楽天リンクを参照していただければと思います。

目次

リブテック・ピックアップスティックのインプレッション

  • ショートボードよりテイクオフが早い、膝波でも楽しめる
  • ノーズロッカーがあるのでロングボードにくらべ回転性が高い
  • 長さのわりにショートの乗り味ができる
  • チーターファイブのようなロングボードの乗り方もできるがハングテンは厳しい
  • 頑丈、多少落としたりぶつけたりしても、クラッシュの心配が大幅に軽減

テイクオフが早い

スコーピオンのテイクオフもファンボード(ミッドレングスボード)の中では早い方ですが、ピックアップスティックはそれに比べてわずかに早く感じる程度です。

ピックアップスティックはロングボードのようなラウンドノーズとはいえロッカーがついているためにテイクオフスピードがロングほど出ませんが、ショートボード よりは早いです。

従って、膝波でパワーがなくてもテイクオフできて楽しめます。

ノーズロッカーがあるのでロングボードにくらべ回転性が高い

前側のロッカー(反り)があるので回転性は良いと感じます。FCS2にも対応するイモネジ固定式フィンボックスが5つあります。このブログを書いている段階ではFCS-PC5のトライフィン設定で乗りました。

追加情報1

2024年1月では、リブテック7’6のフィン設定がシングルスタビライザー(センタフィンはロングボード用、サイドフィンがショートボード用)のみになっています。

回転性を重視するなら6’6タイプのみになります。

参考:楽天市場

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長さのわりにショートの乗り味もできる

7’6ながら、クワッドフィン・セッティングにすると回転性はさらに増します。

またカットバックやトップターンもロングボードに比べるとスプレーが飛んでいる感じはします。

フィン設定は変更されていますので上記の「追加情報1」をお読みください。

チーターファイブのようなロングの乗り方もできるが、ハングテンは厳しい

ノーズに片足の指だけかけるチーターファイブができました。ただしロッカーがあるのでスコーピオンより不安定には感じます。

ノーズに体重をかけ過ぎると、テールが上がって、スライドするような横滑り感覚がありました。

頑丈、多少落としたりぶつけたりしても、クラッシュの心配が大幅に軽減

頑丈さについては、リブテック社製造のサーフボード共通になります。

引用:https://www.lib-tech.com

上はリブテックUSAのHPの動画になりますが、始めにサーファーが雑にピックアップトラックの荷台にボードをぶん投げて載せるシーンが見られます。

大袈裟でなく、これぐらいの扱いでもクラッシュしないのは使って見れば実感できます。アスファルト上に下ろすことや他のサーファーとぶつかってクラッシュすることに神経質にならないだけで、サーフィンのストレスが大幅減ります

さらに補足すると、リサイクル素材を使い、環境に優しく、自然への負荷を極力抑えたエコでサステナブルなサーフボードメーカーを目標としているようです。

より楽しむなら

7’6は浮力が52.9リットルとロングボードと同じくらいあり直進安定性を求めるなら大き目のセンターフィンをセットするのが良いかもとは感じます。

スコーピオンではセンターフィンがロングボードのような大きなシングルフィンになるので直進安定性は優位に感じました。

パフォーマンス向け9フィートのロングボードより厚みがあるので巻いている波の切り立った部分に乗るにはグラブレール推奨です。無理にグラブレールをしなくてもスピードが出るので楽しく乗る分には問題ありません。

ショートボードから検討中の方には6’6〜7’0の長さのものが扱いやすさからお薦めできます。

参考:楽天市場



ここまでピックアップスティックについて書きましたが、一応スコーピオンの乗り心地などを書いたブログ記事のリンクを貼っておきます。

ドナルドタカヤマ・スコーピオン6’8のインプレ/乗って分かった楽しさと売れる理由

別の日に海であった知人のロングボーダーに貸してみました。

比較的体重の軽い方なのでテイクオフはロングボードと大差なく立ち上がり、ロングライドができていました。感想はパフォーマンスタイプのロングボードにくらべ安定感がありスピードも出るので楽しめるとのことでした。

スコーピオン6’8はロングボーダーの方からすると短すぎて不安定でテイクオフもしづらいとの感想を以前受けていたので、それから考えるとピックアップスティック7’6はロングボードから短い板で遊びたいサーファーさんにおすすめできるかも。

スコーピオン6’8でのサーフィン動画

もちろんビギナーの方が腹以下の波で遊ぶには問題ないのでおすすめできます

これから更に乗る回数を増やして遊びの幅を広げたいと思います。

2021年3月8日追記

リブテックUSA本社で、日本にはまだ輸入されていないようですが、新しいデザインのピックアップ・スティックが販売されています。5月には長さ8’0でしかもシングルスタビライザー!モデルが手に入るようです。

ロングボーダーさんには良いかも!

リブテックのサーフボードについて書いた記事のリンクも貼っておきます。よろしければご参考にみてやってください。

リブテックサーフボードについて/低環境負荷でしかもタフ

以上です。