大きな外付けモニター(27インチ以上)のススメ/デュアルモニターで効率アップ/4Kモニターなど画質は?

ノートPCで仕事をしているけど年のせいか文字が見づらい

長時間小さな画面を見ているせいか肩こりと頭痛が酷くなってきた…

以前M1チップMacBookPro13インチモデルを買った記事を書きましたが、動画編集は間違いなくスムーズになりました。

しかしディスプレイが13インチなので、使い始めて1ヶ月ほどで作業エリアに限界を感じ始めました。

最初は、どうやったら効率的に動画編集できるかをyoutubeで調べていただけなんですが、ほとんどのYoutuberの動画編集作業画面で大きな外付けディスプレイが使われていることに気づきました。

その大きな外付けディスプレイで作業しているウインドウ上では、かなり余裕のある作業エリア配置に見られ、「やっぱり大きなディスプレイが良いのか?どれくらいの大きさが良いのかな?」等、考えを変えるきっかけとなりました。

目次

「自分に合ったモニターは?」

普段のメイン作業は?画面の大きさは?画質は?作業での疲労は?

こう言ったことを考えながら自分に合うモニターを探していきました。

普段のメイン作業を考えて

私の場合は動画編集とブログ作成がメインです。

前述した通り動画編集するなら大きな画面の方が複数の作業エリアが大きくなり見やすくなります。

調べてみると24〜32インチ程度が作業しやすいみたいでした。

動画編集で画質が求められますが、4K以上の画質が必要かどうかも念のため考えてみました。

画質は?

私の普段の撮影は4Kが最大です。

ところがYoutuberのほとんどは、実はFHDで4Kで動画をアップしていることがありません。

動画編集をしている側の人間だから気づきますが、4K動画はデータ量が多いため編集するマシンの負荷が大きくなり編集、書き出しに時間がかかります。またYoutubeにアップする際に4K動画は時間がかかります。

また、Youtubeを視聴する人のほとんどはスマホだと思いますが、2024年5月現在、最新のスマホでもほとんどのプロダクトが2K再生です。

余談ですが、もしスマホでWi-Fi環境でもなくフルHD以上で動画再生をしていたらダウンロードするデータ量が半端ないので、すぐに通信制限のリミットまで行くはずです。なのでデフォルトではスマホの動画再生は480p程度になっているはずです。

念のためAmazonPrimeVideo、ニコニコ動画などの動画配信サイトのコンテンツを確認するとフルHDでしかアップされていません。

これらから4Kはそこまで重要ではないと判断しました。

作業での疲労は?

小さなモニターは、私自身の年齢のため、目は疲れやすいです。

さらに絞ると

これらの情報から、ざっくりとなりますが24〜32インチ程度で4Kまでの外付けモニターに絞ることにしました。

価格をみると

24インチでフルHDなら¥15,000〜35,000

ただしAmazonなら¥10,000程度で購入できる外付けモニターが見られます。

同サイズで4Kとなると¥30,000程度のようです。

しかし4Kに関してこのサイズでリリースしているメーカーも少なく売れ筋ではないと判断します。理由は後ほど触れます。

27インチでフルHDなら¥15,000〜35,000

意外にも24インチとほぼ同じ価格帯が売れ筋のようです。しかしこれも理由がありますので後ほど触れます。

同サイズで4Kでは¥35,000〜120,000と見られます。

かなり価格幅があります。

高価な外付けモニターはどんな仕様か

4Kに絞って見ますが、特徴的な仕様は

  • USB-C対応
  • HDMIポートが2つ以上
  • IPSパネル
  • 付属スタンドでの画面角度、高さ等の調整機能あり

1番大きく価格を左右しているのはUSB-C対応であるかどうか

最新のノートPCはUSB-Cポートがついていますが、USB-C対応コード1本で接続できる、と言うだけでなくPD(PowerDelibary:給電対応)によりUSB-Cポートのあるディスプレイ側からPC側に給電・充電ができるというメリットもあります。

参考:JAPANNEXT VAパネル搭載32インチ液晶モニター WQHD解像度 USB-C給電対応 JN-V320WQHD-C65W HDMI DP USB-C(65W給電) PIP/PBP機能搭載 sRGB 100%

従って、ディスプレイとノートPCと接続するならコンセントの数やコードの絡み、場所を気にせず狭いデスクでもレイアウトできる判断に繋がります。

2番目に価格を左右するのはIPSパネルかどうか

パネルの種類は価格の高い方からIPS、TN、VAとなっています。

IPSが視野角が広く作業向きでTNはコスト面で優れているパネルです。4KモニターではIPSパネルがほぼ採用されていますが、24インチモニターであればTNパネルの割合が増えます。VAパネルは最近のモデルにはあまり見られないようです。

参考:JAPANNEXT 23.8インチIPSパネル USB-C(65W給電対応)搭載 昇降式スタンド採用フルHD液晶モニター JN-HSP238IPSFHD-C65W HDMI USB-C 高さ調整 ピボット(回転)対応 sRGB 98%

TNパネルの利点は、コスト面だけでなく画像処理速度にもありゲーミングモニターとしてはかなり優秀で、「ゲーミングモニター」で検索するとほぼTNモニターが対象となります。

ゲーミングモニターは画質以上にリフレッシュレート(1秒間でのデータ更新回数:単位はHz(ヘルツ))が144Hz以上のものが推奨されているようです。

動画編集がメインなら4Kが良さそうに思えます。それ以外ならフルHDでも問題なさそうです。

ところが、色々調べていくにつれて、「実は、27インチ以下外付けモニターだと4Kは文字が見づらくなる」と言うことが分かってきました。

ディスプレイのデフォルトのままだと文字の大きさが25%程度になるようです。文字の大きさはPC側で変更できるようですが、ほとんどの方が拡大表示で150~200%に設定としているようです。

そうなると当然4K外付けモニターでも実質の画質がフルHD程度となってしまいます。

「それなら4Kでなくても2Kでいいか…」

これが私の結論となりました。

もちろん金額のことを考えて、できたら安いものと考えてAmazonでたまたまヒットし購入したのがAcerのWQHDディスプレイ CB272Usmiiprx 27型ワイド IPS 非光沢モデルとなりました。現在は購入できなくなっていますので同等品のAmazon広告リンクを下記に貼っておきますので、悩んでいる方は参考にしてみてください。

Acer モニター SA272UEwmiipx 27インチ IPS 非光沢 WQHD 2560×1440 100Hz 1ms(VRB) HDMI2.0 HDR10 スピーカー内蔵 ヘッドホン端子 AMD FreeSync ホワイト

自分でAcer27インチ外付けモニターを買っておいてなんですが、お金と置くスペースに余裕があるなら32インチサイズでDell、LGの4K外付けモニターもおすすめできるかと思います。

広告:Yahoo!ショッピングサイト

DELL デル PCモニター Sシリーズ シルバー [27型 /4K(3840×2160) /ワイド] S2722QC-R

広告:Yahoo!ショッピング(PayPayモール)

LGエレクトロニクス 32UN550-WAJP 液晶ディスプレイ

大きな外付けディスプレイで動画を見るだけでなく、2つのウィンドウを開いてノートPCと合わせて3〜4画面のマルチディスプレイで作業することができ、大幅な効率アップが望めます。

M1チップMacBookPro13インチレビュー/Airも動画編集しないなら最高!

外付けモニターを買う以前の作業状況が見られるかもと思ったので参考までにブログ記事を貼っておきますね。

もちろん部屋がそこまで広くない、引っ越しが多い転勤族の方は、土台を含めた全体的な大きさがコンパクトでフルHDの24インチ外付けディスプレイをおすすめしたいですね。

2024年10月時点では、24インチでもUSB Type-C搭載の低価格モニターが販売されています。

参考:Amazon ROG Strix XG259CS-J ゲーミングモニター (24.5型/1920×1080/Fast IPS/180Hz/1ms(GTG)/HDR/USB Type-C/DisplayPort 1.4/HDMI/国内正規品)

私自身も自衛隊生活のほとんどは3年以内で転勤していたので引っ越し荷物が小さい方が良いと言うのを実感しています。

外付けモニターを選ぶ目安は他にもありますが概ね悩んでいる人には当てはまりそうな要素に触れて解説して見ました。

リモートワークも定着しそうですし、この期にデュアルディスプレイにしてみましょう。

さらに快適なMacBook環境を求めて/アクセサリーを充実させてみた

上の記事は、より快適な環境を求めて書いたブログのリンクです

2021年7月25日追記

始まった東京オリンピック2020のライブ配信を27インチモニタの一部で見つつ、Twitterは別ウィンドウで開き、更に別ウィンドウを開いてブログを書いたり、書類作成をしています。

驚くほど快適だし一つのウィンドウでタブを切り替えてという煩わしさからも解放されて最高です。加えてMacBookPro本体側のディスプレイが自由に使えるので同時並行でPhotoshopで画像編集などもしています。

デュアルディスプレイ快適すぎ!

そして机やPCデスク、オフィスデスクをお持ちの方にはモニターアームをおすすめします。

エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム マットブラック 34インチ(3.2~11.3kg)まで対応

モニターアームを取り付けするにはモニター側がVESAマウントという仕様に対応しているかを事前に確認しておきましょう。2023年4月現在ではほとんどのモニターが対応していると見られます。

モニターアームにするとより高さの位置調整が楽になり肩こりや目の疲れが軽減されます。加えてデスクの使えるスペースが広がるのでより快適な作業となるでしょう。

テレビはディスプレイがわりにならない?

HDMI入力ポートのあるテレビなら可能です。

しかし古いテレビだとMac側が認識しない、エラーになる可能性があります。

しかもデュアルモニターとしてではなくミラーリンクと言ってMac上のディスプレイと同じものが映し出されるだけの可能性が高いでしょう。言うなれば録画用ハードディスクやDVD/BlueraydiscプレイヤーのようにMacがオーディオハードの役割になるパターンです。

それでも大きな画面で作業できるのはかなり楽になりますし、テレビの最大の利点は画質と音質に優れているところです。

テレビ単体でYoutubeやNetflix、AmazonPRIME等の動画が見れる時代になってきたからこそ、Youtubeクリエイターとしての私の感覚ではやはりテレビは映画、アニメ等の視聴に関しては秀でています。

モバイルディスプレイは?

2024年時点では持ち運びに便利で省スペースをメリットとするモバイルディスプレイをガジェット系Youtuber等がおすすめしています。

個人的には使用環境のデスクが狭い、普段はネット閲覧、動画視聴であればありとは考えます。

何よりスマホからUSB-Cケーブル1本でつなげるならミニマム環境となりスマートです。

参考:Amazon広告

【Amazon.co.jp限定】アイリスオーヤマ モバイルモニター 15.6インチ FHD ADSパネル (365日24時間サポート 日本メーカー)スピーカー内蔵 自立型スタンドカバー付 60Hz MiniHDMI×1 USB Type-C×2 モバイルディスプレイ ポータブルモニター サブモニター フレームレス 非光沢 DP-CF163S-B

ただ作業目的で持ち運びが便利かと言えばそれはないと断言します。なぜなら持ち運ぶものがノートPCと電源以外に増える時点で重量が増し、バッグが膨れ上がる等デメリットが上回ります。

ガジェット系配信者は、外付けキーボード、マウス、他にもいくつかのアクセサリを持ち運ぶようですが、外出先で短時間の作業ならそれら外付けアクセサリ類は必要ないですし、仮に必要な作業をするなら、作業向きの環境を事前に探しておく方が効率的な作業を行えます。

私自身、1週間程度の出張でビジネスホテルで過ごした際の簡単な動画編集は、M1MacBookPro単体で十分行えました。

スタバのようなカフェで狭いテーブルにノートPCとモバイルディスプレイをおけるスペースや設定の時間が取られるので効率的な作業という面では意味をなしません。

余談:ディスプレイが高画質でも…。デジカメとプリンタの関係変化を踏まえて

ディスプレイやテレビの解像度がHD→FHD→4K→8Kと、どんどん高画質になっていますが果たして人間の目で違いがわかるのかという話を考えていたら、ふと15年前に写真の専門家とのやりとりで

「デジカメがどんどん高画質化しているけど、個人で持つプリンターでは表現度が追いつかないので画質の違いは判別できないだろうね」

という言葉を思い出しました。

繰り返しますが15年前の話です。

当時は撮った写真はプリントアウトして部屋に飾る等のやり方が主流でしたのでプリンターの性能も大事でした。

しかし2024年ではプリントアウトした写真を持ち歩く人は少数ではないかと個人的には思っています。その代わりにスマホの中にデジタルデータとして持ち歩くようになったと感じます。

でもそのスマホの解像度が上がってもどこまでその画質の違いに気づくのか…

これからのディスプレイの質について気にはなるところです。

【Amazon.co.jp限定】Dell S2721HS 27インチ モニター (3年間無輝点交換保証/フルHD/IPS非光沢/DP,HDMI/縦横回転,高さ調節/AMD FreeSync™)

高画質モニターには高性能グラフィックボード(映像処理CPU)を搭載したPCが求められる

大事なことで、4K以上のモニターで動画を見たりPCゲームをしたいなら高性能の映像処理が可能なCPUを積んだグラフィックボードがないと熱が大量に生まれたり処理落ち等につながる可能性があります。

追記2024年11月10日 大きなディスプレイは間違いなく効率化向上ではあるが

デュアルディスプレイとしての運用ではなく27インチ単体での使用がほとんどになっています。

理由は、27インチだけで複数のウィンドウを展開して作業が行えるからと言う点です。もしこれが24インチ以下のディスプレイなら話は違うかもしれません。何よりMacBookProが13インチとサイズ差が大きいのでサブディスプレイとして動画を流したりはしますが、メインとサブの間をカーソル移動させるのが手間に感じてしまう事があり、かつ27インチ単体での作業、コンテンツ消費が問題なくできているというのが現状です。

職場では21インチディスプレイと14インチノートPCでデュアルディスプレイ化して使っていますが、サイズ差がないと不思議とこの手間感がありません。個人の感覚ではありますが、27インチディスプレイの遠い方の端っこから13インチ側にカーソルを移動させるのが億劫なんだというところです。

27インチディスプレイ単体でも問題ないと思い始めると、MacBookProよりMac mini運用でもやっていけそうな気はします。M4チップのMac miniは15年ぶりぐらいのサイズ変更で小さくなってもいますので、魅力は感じているところです。

参考:Amazon広告 Apple 2024 Mac mini: 12コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M4 Proチップ, 24GB, 512GB SSD

以上です。