問題のある部下を叱るのは効果あるか?/パワハラはダメだがそもそも通じない奴もいる

2021年12月29日修正

なぜ部下注意したり叱るのか?

部下指導において、止むを得ず注意したり叱ることがあるかもしれませんが、なぜ失敗する部下・後輩を叱るのかといえば無意識でも改善して成長すると信じているからだと考えます。

それが不可能と感じたのなら速やかに退職する方向にもって行くのが最良最善だと思います。

結論

叱る効果のある部下は、基本的に合理的な考え方を持つ人物。

効果がない部下にパワハラするぐらいなら人事から退職を促してもらいましょう

令和の時代、叱っても効果がない人には退職を促すように上司・人事から本人に説得してもらうのが労働基準法的に無難です。感情に任せて直接やめさせるのは正にパワハラなので絶対に避けましょう。

叱れば成長できるという期待値の大きさ

例1:子どもの教育

叱って成長する典型的な例は子どもです。

悪いことをしたら叱る、言うことを聞かないと叱る。

子育てをされている方なら常識とも言えますが、叱ることによって子ども自身がより合理的な考え方ができるようになり、理由のある叱り方はより良い成長を促せます。

小さな子どもは経験も知識もないので、まず何をするにしても欲望のままに動きます。でも結果として周囲に迷惑をかけ最終的に自分にとって良くない状況をもたらしかねません。

そう言った合理的な思考さえないので親がまず説明よりも叱ることで「何か分からないけど怖いし、ご飯やおやつを食べさせてくれたりおもちゃをくれる人が怒っている。もう何もしてくれないかも…」と考えて叱られたことをやらないようになります。

それから、なぜ叱ったかの理由を子どもに説明すればより合理的な考え方が身に付くようになるはずです。

例2:自分自身の成長

私も含まれますが、上司として叱る側になった特に昭和、平成の前半生まれの人は、社会人になってからも先輩や上司によく叱られています。

でもそれで自分がより良く成長でき、実績を積み重ねよい結果を生み、高い評価を得られている実感があります。

その経験として部下に対し成長を無意識に期待していることもあり抵抗もなく大きな声で叱ってしまいます。

叱っても成長しないケース

例1:認知症の患者

叱っても全く効果ない例として、私の母の認知症介護経験を例に挙げます。

認知症は「記憶力の低下」が一番強いものですが「ものを片付けられない」症状もあります。

認知症と診断が出る前から母の様子があやしかったんですが、食べた後の食器を片付けなかったりテーブルの上に菓子パンのゴミがそのままになったりする様子が見られました。

何度か片付けるよう注意はしていましたが「分かった」と返事をして症状の軽いうちはそれでも言われて片付けていましたが、症状が進行すると注意して「分かった」と言っても片付けなくなりました。

結果として私は声を大きく荒げて「片付けて」と怒鳴り声を上げてしまいました。

他にも注意しても改善されないことが多くあり病院にて診察を受けて認知症の診断がされました。

子どもなら注意すればまだ改善される可能性があり叱る意味はありますが、認知症患者となると何を言っても直後には忘れてしまい改善されません。はっきり言って相当なストレスになります。

母の介護については別にブログ記事を書いていますので親の介護に不安を持たれている方は参考になればと存じますのでリンクを下記に貼っておきます。

認知症介護日記その2/更に進む認知症の症状・一人で介護する限界を感じた

例2:過去の私の部下

10年ぐらい前になりますが、同じ職場で何ヶ月いても同じようなミスを繰り返し、注意しても改善されず、挙げ句の果てに息をするかの様に嘘をついて完了していない仕事をできたと言い張る部下の指導を任されたことがあります。

パワハラがだめなのは自衛隊も同じですが、当時、この部下に対し大きな声を出して叱ったこともありました。しかし全く改善されませんでした。

気象観測の職場では隊員の命が危険にさらされることがないと思われがちですが、コンピュータの予想以上の天候の急変があった場合は観測者の技量が求められます。

結果としてパイロットや屋外で作業にあたる隊員の身の安全、装備品の損傷を防ぐことなどに繋がります。

このような状況が考えられる気象観測の現場において、この部下の平気で嘘をつく様な言動は危険であると判断しました。

一方、この部下を注意指導せず、問題が生じない様に簡単な仕事をさせていても(それでも目を離せば動きが止まっていた…)他の部下から不平・不満が多く寄せられ職場の雰囲気が悪くなっていました

「あの人がミスしても何も言われないのに、なぜ自分が言われるんですか?」

正直言い返せませんでした。

こうなると、職場の部下全員に公平を期する様になった結果、職場のレベルが落ちました。

加えて算数レベルの計算ができないこともあり、もう指導は無理という結論に至りました。(マークシート式の入隊試験だから合格できたんだろうな)

算数の件は、たまたま雨雲の移動速度は?という話になった時のことです。

私「時速60kmで移動している雨雲が10分で何キロ進むか」

部下「6kmです」

私「もう一度繰り返す、時速60kmで〜(以下略 そして数回同じことを質問)」

部下「6kmです」

私「お前算数できないの?」

部下「できます」

答えは、10kmなのに、彼は計算機を使うとか紙に書いて計算することもせず6kmだと言い張りました。流石にサジを投げました。

もともとの問題行動もあり直属の上官に、このことも含め、彼は自衛隊に向いておらず退職が妥当だと意見具申しました。

叱っても効果のない部下への対策

実績・評価を文章化・文書にして記録しておく

問題ない部下に対しても同じだとは思いますが勤務態度、実績を評価して文書として記録を残して上司へ提出できるようにしましょう。

本人に今後の希望を確認しておく

確実に押さえておかなければならないのは、本人の意思です。

退職する気がない部下に対し大きな声を出して「辞めちまえ」と退職を強要するのはパワハラだけでなく労働基準法に抵触しかねません。そうなると叱った人が裁判で負ける可能性が大です。

退職希望ならホッとしますが、大体は退職する気はないでしょう。

配置転換を上司や人事に相談

退職する気がない場合は本人には直接は何も言わず、上司や人事担当に前述の評価の文書を付けて配置転換をしてもらうように進言しましょう。

叱るような気分になっている時点でストレスが相当溜まっていると思うのであなたがパワハラの当事者になる一歩手前になっています。

最終手段

自分自身の配置転換・転勤

家庭の事情等あるかもしれませんが部下指導でストレスが溜まっているなら配置換えや転勤も視野に入れてみましょう。

休職

部下指導だけでなく業務でもストレスが溜まっていると体調不良、睡眠不足などの心理的な面も含め異常が出ている可能性があるかもしれません。

いっそのこと心療内科がある医療機関に行き診断をもらい合法的に休職しましょう。心理的ではなく本当に具合が悪ければ内科への受診をしましょう。

休むことは悪いことではありません。

自分が退職・転職

上司や人事に言っても何も改善されないようでしたら、組織的に問題ある可能性が高いです。

退職し転職をするのが本当の最終手段です。

「退職後の生活が不安」

今の国の制度では失業給付金や再就職の支援が手厚くものがいくつもあります。

職業訓練校・ポリテクセンターに通う

サラリーマンを退職しても何も資格なくて不安な方には職業訓練校やポリテクセンターという行政の機関がおすすめです。

基本的に再就職を目指す方向けですが国家資格につながる教育を基本的に無料で受けられます。無料で教育を受けながら失業給付金を受け取れますのでしばらくの間は働かなくても生活はなんとかなるでしょう。制度等についてブログに書いていますので下記にリンクを貼っておきます。参考になればと存じます。

職業訓練校・ポリテクセンターに通おう/資格につながる教育を受けながらお金も受け取れる場合もあります

職業訓練校やポリテクセンターを介してより好条件の求人情報を得られやすくなります。

個人事業主として開業

私自身もそうですがブロガー、Youtuberとなるにあたっても個人事業主として開業するのもあります。

ただし、ある程度準備資金や運用資金が必要ですので、退職する前に資金を確保しておきましょう。

またカフェや飲食店などお店を開くというのもありです。在職中にネット検索しまくって退職に備えましょう。

再就職にしてもお店を開くにしても、今の仕事がそこまでキツくないなら株式運用など資産運用を始めてみましょう。

まずは少額投資からがおすすめです。

先にスクールなどから始めるのが安心かもしれません。

問題なければ本番の投資を始めてみましょう。

DMMFXは特に少額から始めては良いかもしれません。

余談:問題がある部下でも簡単には辞めさせられない。

ある経営者の方に聞いた話ですが

「レジからお金をちょろまかすバイトや店員がいたとしても店や企業側の重大な損失にならない限り強制的に解雇することができない」

とのことでした。明らかな窃盗なのに解雇できないってどうなのよ、と思います。

以上です。