(2020年2月29日修正)
この前の腹ぐらいの波で
雪が残る砂浜を海に向かって歩き
ミッドレングスの板で波乗りを楽しみました。
この日、いつも通り車にサーフィン道具を積み込んでいると、散歩をしていたちょっと離れたところに住んでいる人が声をかけてきました。
「冬は寒くないんかいな?」
地元でもサーフィンをしていない人によく質問されています。
「寒いですよ。気合いで頑張っています。」
と答えます。冬に波乗りをしているサーファーならわかると思いますが、 冬用のウェットスーツであるドライスーツやセミドライスーツを着るので気合をいれるほどでもないかなと心には思っています。
ところが質問してくる人は冬は寒い、水の中は冷たい、だから信じられないくらい寒い、という思い込みで聞いてくるので「思ったほどでもないです」とか「平気です」と答えても「でも寒いでしょう」と同じやりとりが延々と繰り返されます。
そんなことしていたら貴重な波乗りの時間が奪われてしまうし、現に海上がりの冷え否定できないので寒い答えて話を切り上げます。
ここからは具体的な数値で解説してみます。
画像は海上保安庁の海洋速報で2月2日の表面水温を図で表したものです(リンクはこちら)
山陰の海水温は12℃以上あります。
そして気温については2月1日の気象庁アメダスによる鳥取のデータです
日中は高くても5℃程度と海水温は7℃ほど高いことがわかります。
海に入ったのは9時ぐらいなので10℃以上海水温が高いのでもっと温かい感覚です。
この日は風が秒速2m以下、他のサーファーも寒さ対策をしていたようなので辛そうな表情を浮かべている人は見られませんでした。
海から上がると福山ナンバーの車のサーファーさんから挨拶されて
「他はどこか見られました?」
と聞かれました。このサーファーさんは西から見てきたけど、どこも波が小さかったので、このポイントまで来たとのこと。私は地元なのでここに直接来ましたが、最近はここが一番マシだと伝えました。
波自体はグーフィーの波で、セットはゆったり3ターンはできるぐらいな感じでした。
*
山陰付近の日本海側の水温が下がるのは春先の雪解け水が流れ込む2月後半から3月終わりになります。
*
温かい海に入りたいけど、人の少ない冬の海も大好きです。
以上です。