サーフィンと良い波を掴む運


久しぶりに本を買いました。

「成功する人は偶然を味方にする」(ロバート・H・フランク著 月沢李歌子訳)

初版は2017年3月なので新書というわけではありません。内容については読み切ってないのとネタバレは好きでないので書きません。

タイトルに惹かれたのは、ほとんどの幸福は努力も運も大事だと考えるから。

『努力しないと幸福は掴めない!』というけど宝くじで大金を掴む人は現実に存在します。

そしてサーフィンにおいて良い波を掴むことも同じ。

リアルタイムナウファスという国土交通省港湾局が運用する港湾波浪観測データの20分ないし1時間毎に更新されるデータばかり追いがちになりますが、その観測タイミングの合間に良い波が入ってきます。別に不思議なことでもなく、1/100の確率でデータで示される有義波高の1.5倍ほどに達するサイズの波が入ってくることも学術的に知られています。

沖合から浜に向かってくる波数は一つの周期・高さのものだけでなく、2、3種類、複雑な地形の場所なら、その反射・回折で更に増えます。地元サーファーや頻繁に通っているサーファーは気象知識はなくとも経験で知っているので、その日の良い波を掴む可能性が上がります。ただし理屈の裏付けがないものは運に近いものがあります。

海だけでなく同じようにサーフィンをやっている上手な人に出会うことも運です。技術・知識・経験に富んだサーファーはそう多くありません。

でも努力をしていなければ折角の良いセットが掴めないことがよくあります。

パドル力、バランス力等を発揮する筋力が弱ければテイクオフの波を掴めないしスピードのついたターンを成功させることもできません。

「良い運を掴む確率を上げるために努力をする」

ただ思うのは波運と幸福度は必ずしも比例しないことでしょうか。

  1. 小さな波だけど人が少なくてストレスなくサーフィン
  2. 大きなセットの波狙いでエキスパートだらけのポイントで波取り競争をしつつインサイド側で浮いているサーファーにぶつからないように神経使って避けながらサーフィン

楽しみ方は人それぞれですが、私は1の考え方です。

以外にも幸運は目の前を頻繁に通り過ぎているように思います。その運に手が届くための努力を怠らないように、すぐに運を掴める行動を取れるように、とこの本を読んでいます。

最近、海外の経済学者や心理学者の出版しヒットした本は、概ね日本の経済評論家とかが似たような内容で本を出版しています。最近ではアンジェラ・ダックワース著「実践版GRIT(グリット) やり抜く力を手に入れる 」を読んだかのような、あきらめない〜的なやつ。

以上です。