デブリーフィング/任務終了後の速やかな報告と情報共有

デブリフィーング(Debriefing)という言葉を聞き慣れないと思いますが端的にいうと任務終了後速やかに行われる結果・成果の報告及び情報共有となります。

任務の全てが終わった後だと重要視されない印象を受けますが、結果を踏まえて後の戦略・戦術の検討をしたり、危険事象を反省して再発防止を考えるきっかけを速やかに行えるようにします。

また現場で起きている状況を、後方でも情報共有するためにも重要です。

これは近年注目されているOODA(ウーダ)ループ(下記のブログ「仕事のやり方がPDCAサイクルからOODAループに変わって行く」に詳しく書いています)の観測と情勢判断の要素に当たります。

日本語で当てはまるとしたら反省会が近いかなとも思いますが、お酒を飲みながらだと反省する気はなく楽しく飲もうよとなりがちです。しかも反省にならないどころか欠席している人には情報共有になってないことも多々見られます。

反省なければ次への戦略を立案することは難しくなります。また危険な事象は些細な事なので時間が経てば記憶から薄れていきます。最新情報の更新は早ければ早いほど有益となります。

デブリーフィングという言葉が日本語で浸透してないのはPCの文字変換でも分かります。「でぶりーふぃんぐ」と入力して変換すると「でブリーフィング」と一発変換されません。

ブリーフィング(Briefing)は一般社会でも浸透していると思います。ブリーフィングは事前の打ち合わせで計画概要の説明、人・物の状況説明、情報のすり合わせと共有な感じで会議と捉えている方も多いとは思いますが少人数、短時間の立ち話もブリーフィング(もとの意味は「短い」)と言えます。

私がブリーフィング・デブリーフィングに慣れているのは、海自の航空基地勤務をしていた時に航空機のフライト前後でよく聞いていたからです。

ブリーフィングは会議形式でフライト計画の説明があり、その中に飛行場の気象概況、飛行経路、着陸予定地の気象・予報も説明にありますから気象関係者もおろそかにできません。

デブリーフィングでは会議の形をとらずパイロット(大体は副操縦士)が気象室に来てフライト中の雲の形や高度、降水、落雷、着氷、乱気流等の有無も情報提供をしてくれます。私自身にはとても参考になる情報が多く気象観測技術の向上につながりました。

知人とエースコンバット7というゲームの話題になった時、ふとデブリーフィングって聞いたことあるか尋ねたところ聞いたことないと返事があったので書いてみました。

以上です。