防災士になったよ/費用・受験手続き、難易度、メリット、デメリットを解説します

(2021年7月11日修正)

2021年2月22日付で防災士となりました。気付いたら2011年3月11日東北大震災から10年という何か不思議な縁を感じます。2011年当時はまだ自衛官でしたが、TVのニュースで被災地での同僚の海上自衛隊の活動を見ながら私自身は役職として関われなかったので、災害派遣されず何とも言えない気持ちでニュースを見ていたことを思い出します。

話はタイトルの通り防災士受験合格にあたって得た情報をシェアできたらなと思いブログに書いてみます。

防災士とは?

日本防災士機構(特定非営利活動法人)が実施する講習を受けた後試験に合格する事、および救命講習を受けて防災士登録申請を出すことでなれる民間の資格です。

日本防災士機構発刊「防災士教本」から

日本防災士機構HPはこちら

防災士試験について

内容は?何をするの?

2日間の講習と択一式試験です。

試験は2日目の講習が全て終わった後、その会場で引き続き実施されます。

受験に制限は?

学歴不問です。私が受講した時は中学生や高校生の方が受けに来ていました

合格率は?

合格率は発表されていません。ですが前述の通り受講者には中学生・高校生もいましたし雰囲気から察するに90%以上は合格しているのではないかと個人的には感じます。

費用は?

費用としては7万円程度を見ておくと良いと思います。

「防災士資格を取得するにあたっては研修費を除き、「防災士教本代」3,500円、当機構が実施する「防災士資格取得試験受験料」3,000円、「防災士認証登録料」5,000円の合計11,500円が必要となります。」

研修費については防災士研修センターという機関が実施しており消費税含めると53900円となります。

注意することは研修申し込み時点で防災士資格取得試験受験料、防災士認証登録料を合わせて支払っておくことになります。人によっては会場が遠方の場合、交通費がかかります。

防災士の受講費用が高いけど、助成制度がある自治体も

費用については高いと正直思いますが住んでいる地域によっては行政(都道府県、市町村レベル)から助成費が出ていますので住んでいる自治体行政のHPか防災担当部署へ一度は確認してみることをお勧めします。

試験対策はある?

試験自体は選択肢問題です。

内容は常識問題程度ですが、いくつかだけ引掛け問題のようなものもあります。

しかし難易度は前述した通り難しくないこともあるせいか、試験対策問題集などは販売されていません。

中学生でも漢字が読めれば合格できるレベルかなとは感じましたが、意外とたくさん知識のある大人の方が難しく感じてしますかも知れません。

防災士試験に落ちた!再試験できるの?追加費用は?

難しくないとは言っても引っかけ問題でつまずいたり、試験中に体調不良になったりとトラブルはつきものです。緊張して名前の記入を忘れたりとか…

ですが安心してください。日本防災士機構HPでは「研修講座を修了した人は再受験することができます再受験は無料)。ただし、試験はいつでもどこでも行われているわけではありませんので、受講した研修機関または当機構にご相談ください」と明示されています。再チャレンジは無料なので学生の方でも交通費以外の負担がほとんどありません。

防災士の試験と講習を受けるだけでは防災士になれない

救急救命講習の受講が必須

防災士講習の受講と試験とは別で、消防署や医療機関等が実施する救急救命講習(基本的に無料)を自分で申し込んで受講する必要があります。必須の救命講習の種類についてはこちらのPDFファイルを参照してください。

5年以内に救命講習を受けている方のほか、医療関係者、消防関係者など救命講習の必要がない方もいますので、日本防災士機構のHPを確認した方が良いと思います。

日本防災士機構HPはこちら

救急救命講習については防災士の試験を受ける前に取ってしまっても問題ありません。

また、防災士試験を受けなくても誰でも申し込んで受講できますので、普段からスポーツやアウトドアを趣味にされている方にはお勧めします。

必要書類が揃ったら登録申請を

防災士講習の受講と試験合格通知書、救急救命講習修了書のコピーと防災士登録申請書を日本防災士協会に郵送して初めて手続きが全て完了します。

防災士資格は活用できる?

防災はSDGs(持続可能な開発目標)の一つ

国連が合意し、日本政府が取り組む「持続可能な開発目標(SDGs)」の17個の目標の中で防災が「住み続けられるまちづくりを」として11番目に挙げられています

(参照:外部リンク「持続可能な開発目標SDGsエス・ディー・ジーズとは」外務省ホームページより

国内外問わず、多くの企業もこのSDGsの達成目標に取り組んでいます。

今現在、勤務されている方で会社がSDGsへの取り組み方を模索されているところであれば防災士としてアドバイスできるようになるでしょう。

就活中や翌年には就活を始める学生さんにとってはSDGsを意識した具体的な行動・実績として防災士を取得しておくと採用側の企業や団体側のメリットになると考えられます

従って特にこれといった資格がないと言う方にはおすすめできます。

もし面接で防災士を取得した理由を聞かれたらSDGsを絡めて説明できるようにしておくことをおすすめします。

具体的な文言を知りたいなと思ったらTwitterアカウント「@Navy_hisa」のDMにコメントをいただければと存じます。

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なお既に社会人になっている人には念のために解説を加えますが、防災士が必須な職業は、ほぼありません。なので中途採用の就職に有利になるかというのは正直微妙です。

そうは言っても、SDGsが国の取り組みですから地方自治体や福祉関連の採用で役に立つと考えられます。

気をつけたいのは防災士はあくまで民間資格であり国家資格ではありませんので身分証明証にはなりません。

特殊な例ですが私のようにブログやYouTuberをやっている人間にとって、防災士であれば気象や自然災害記事、SNSでの発信において信頼度を強めることになるでしょう。

もっと

実際の流れ

私の場合の経過概要を書いておくと、

受付申し込みをしたのは2020年9月

防災士講習・試験を受けたのが11月

救急救命講習は受講が2021年1月半ばとなりました。これは地域の消防署の都合などありますので、一概にどこの都道府県でも回数が少ないという訳ではありません。

防災士登録申請書提出は1月中

証書等が届いたのが2月の終わり

防災士登録者に届くカードサイズの防災士証

このような経過となっています。

申し込みを行なってから半年ほどかかっています。

余談

防災士としても大事な情報収集について触れたブログ記事もおすすめします。

パニックを煽るデマなどSNS等で見られる情報は被害を大きくする要因になりますので、間違った情報に惑わされないためにも是非読んで見てください。

FACTFULNESS(ファクトフルネス)を読んで/台風10号で感じたこと、感想、簡単な書評

以上です。