本題のGoogle翻訳についての解説は「目次」から「ヨーロッパ旅行でGoogle翻訳大活躍」に飛んでいただければと思います。
目次
自分も英語は得意ではない
私の英語能力は中学生レベルより少し上かな?とは思いますが特に英語嫌いというわけではありません。
ヨーロッパ旅行(興味のある方はこちらにリンクを貼っておきます)や過去の経験を踏まえて英語の苦手がなくなっていった経緯を書いていきます。
ただし前提としてアルファベット がA〜Zが全部書けて、基本の音読みができることa=あ、ka=か、sa=さ、ta=た、na=な、という具合です。この理由は余談なので終わりの方に書いておきます。
ではここから、私の英語との関わりについて先ずはざっくり書きします。
- 中学校・高校での英語はテストや試験が終われば忘れた
- 自衛隊に入ってから数年後、突然英単語を使ったり読んだりする必要な場面があった
- 入隊希望者に英語の受験対策を聞かれ解決法を模索
- ヨーロッパ旅行ではグーグル翻訳大活躍(Kさんのおかげもでかい)
- 改めて英語をツールとして使うことに気づく
それぞれを解説していきます。
中学校・高校での英語は、テストや試験が終われば忘れた
なにせ日常で必要性が無かった。別に周囲で英語話者がいるわけでもなかったですし。なので英語が身に付くことはありませんでした。
自衛隊に入ってから数年後、英単語を使ったり読んだりする必要性が出てきた
入隊してから2年ほどは特に英語が読めないと困る場面が無かったんですが。本格的に部隊勤務を始めたころから、階級が上がって部下指導として業務に必要な英語に触れる機会が増えました。
気象観測の、特に業務だった航空気象観測は、ICAO(国際民間航空機関)に準じて略号やフォーマットが定められています。
英語表記が基準になっている国際ルールに基づくものなので、航空気象観測に関わることでわからないことを調べると、どうしても英語の原文を読むことになってきました。
ただし専門的な単語の意味がわかれば良いだけで文法の習得はほぼやりませんでした。
加えて、たまに米軍が提供する気象実況データの自動音声を電話で聞くことがありましたが文法は一切関係ありませんでした。
weather report 0000 zule winddirection 300 degrees 08knot cloud 3 octus cumulus altimeter 2878inch tempreture 20 celsius degrees dewpoint 15 celsius degrees
訳)気象実況 0000Z時間(日本時間午前9時)風向300° 風速08ノット(秒速4メートル) 雲量 3/8 雲形積雲 アルチメーター気圧28.78インチ 気温20℃ 露点温度15℃
思い出しながらなりますが、こんな感じの単語、数値、単位を喋るだけの自動音声でした。文法がないので聞き取りは楽でした。
自衛隊入隊者希望者に対して英語の受験対策を聞かれて模索
高卒者や高卒予定の入隊受験希望者から「英語ってどう勉強すれば良いんですか?」と聞かれた際に適切な答えを返すことができませんでした。
私自身は、過去の入隊試験問題集をみて直感的には正解を当てられるんですが、何故かと聞かれても回答の解説通りにしか応えられず、正直に「英語の直感力を鍛える」と伝えました。それだけじゃ身につかないので、その時に伝えた手法は
- 洋楽を聴く
- スマホの言語設定を英語にする
- 家にお気に入りの映画やアニメのDVD、ブルーレイのような媒体に英語吹き替えや英語字幕設定があれば活用する
この3つにおいて英語の文法とか意味とか意識することはありません。というか意識する方が返って英語の直感力の妨げになります。
洋楽で文法をリズムで覚える
洋楽は発音と聞き取りが主体ですが副次的に文法の並び・慣用句のセットをリズムとして身につけることに役立ちます。
スマホを使って日常的に慣れる
スマホの言語設定を英語にする手法については、ディスプレイ上の説明が英語になりますが見慣れたデザインに使い慣れた感覚的な操作を行うことで、行動と英語が直結します。例えばLINEのやりとりで文字を打ち込む際は「Enter a messege」と表記されます。気をつけることは言語設定を変える際にどこを操作するかを憶えておかないと日本語設定に戻したいときに困ります。
おそらくですが、直感的に操作する子供の方が慣れが早いんじゃないかと個人的には思います。
日本語に戻したくなった時のためにiPhoneの設定を書いておくと「General」→「Language & Region」→「iPhone Language」→「日本語」最後に右上の「Done」をタップすると最終確認がでますので「Change to Japanese」をタップします。
この言語設定は、英語だけでなくフランス語、ドイツ語など多数あります。
動画を英語で楽しみながら理解を深める
今時のDVDやブルーレイのような媒体はメニューで・音声字幕言語設定があるので何度も見返した映画やアニメなどを英語設定で見ると比較的抵抗なく、イメージとして頭に入ってくると思います。
またスマホの普及から簡単に学習できるアプリもあるので活用してみるのもありかも
ヨーロッパ旅行でGoogle翻訳大活躍
ヨーロッパ旅行に行った際は最初は辞書アプリを使っていましたが、デンマークであった日本人のKさんに
「Google翻訳便利ですよ。英語ならカメラに写した状態で、自動的に翻訳された日本語の文章が画面上に表示されますよ」
実際、アプリをインストールしてやってみると、多少おかしな変換はあるものの意味がわかる翻訳になっていました。より正確に理解したいなら、撮影ボタンを押すと英語の文面がそのままディスプレイに表示され、翻訳したい文面を指でなぞるようにタッチすればそこの部分がより正確な翻訳へと変わります。
一応画像をつけて解説しときます。
事前にGoogle翻訳のアプリをスマホにダウンロードしておき、英語←→日本語の設定にしておきます。
読み込むのは下の文章です。
アプリを起動し「カメラ入力」をタップ
そうすると下の画像のようにディスプレイ上で翻訳されたものがリアルタイムに映し出されます。ただし翻訳自体はちょっとおかしい。けどわからないことはありません。
これじゃ、わけわからん!という人のためにディスプレイの下中央にある赤いカメラマークをタップすると
取り込まれた文面が単語ごとに白い枠に覆われた画像になります。そして上に表示されている「指でテキストをハイライト表示します」通りなぞっていくと
なぞった部分が白くなります。そして上に日本語で「コーヒーを飲みながら大きなコップ2〜」の右にある矢印をタップすると
青い下地に白文字で、日本語に翻訳された文章が表示されます。
これはあくまで2019年5月29日時点におけるiPhoneでの使用例なので、アンドロイドOSのお使いの方は操作説明を事前によく読んでおきましょう。
このようにして海外での困った場面では大いに役立ちました。ヨーロッパ旅行期間中は英語だけでなくドイツ語、オランダ語、フランス語もダウンロードして活用しました。
ヨーロッパ旅行中はGoogle翻訳の機能にある音声入力や読み上げ機能を使い会話に馴染みを持つように心がけると一ヶ月ほど過ぎる頃には基本的な会話ができるようになっていました。しかも頭の中で日本語で考えて英語に訳して喋るのではなく、動作がそのまま英語の音読みで浮かぶイメージです。あくまでGoogle翻訳に頼らないように心がけました。
実際の会話は発音は気にしなくて良い
ヨーロッパでは様々な出身の外国人と会話するため、アメリカ人が喋るネイティブな発音より、より聞き取りやすいカタカナ英語の発音の方がコミニュケーションを取りやすかったということに気づかされました。
ちなみ会話したのは、デンマーク、ドイツ、ブラジル、オランダ、ベルギー、フランス、イタリア、チュニジア、イギリス、オーストラリアの人たちです。
これらのほとんどの方はいわゆるネイティブなアメリカ英語の発音ではありませんでした。それぞれが母国語の特徴が出ていて返って聞きやすい英語でした。
ネイティブの発音が重要じゃない、これ日本の英語教育のやり方を考えさせられます。
発音に国の差が出る経験として、ドイツ人ならSとZとの音が逆になります。SIMカードのやり取りをした時は、私は「シムカード」、ドイツ人は「ジムカード」とちょっと噛み合わない場面の時がありました。
ヨーロッパ旅行については下記のブログから。
デンマークから始まり5カ国回る旅です。良かったら見てやってください。
ヨーロッパ旅行9月30日(デンマーク1日目)/いきなりトラブルの連続
改めて英語をツールとして使うことに気づく
確かに英語が理解できるようになればカッコいいとか思いますが、あくまでコミニュケーションツールの一つであることも気づかされました。
アメリカではどうか知りませんが、少なくともフランス、ドイツ、オランダ、デンマークではそれぞれの国の言葉で挨拶や感謝を表す方が親切度合いがかなり違ってくる印象がはっきりとあります。
特にこれといった学習法を書いたわけではありませんが、英語の苦手を克服できた経緯でした。
やはり、英語の習得にはスマホ言語設定もそうですが、普段から英語に接してできれば英語・日本語どちらの会話もやり取りできる友人がいると良いと思います。そして自分の好きな分野・得意な分野を英語で表現する癖をつけておくのが上達の近道だとも思います。
私ならサーフィン、筋トレに当たりますが、アニメやスポーツなんでも構いません。Youtubeの海外の動画でも日本語字幕の表示設定はできます。でもできることなら、英語で喋っているのを英語の字幕で見ると良いと思います。
冒頭の話で、アルファベットを書けることと基本の発音について触れましたが、20年くらい前にたまたま高校中退したという人とカラオケに行く機会があった時、その人が歌っていた日本人アーティストの曲で英語の歌詞の部分は歌わないことに驚きました。英語にはカタカナでルビが振ってあったにも関わらずです。
アルファベットどころかカタカナも怪しいのかもと今更ながら思い出しました。
以上です。