(2019年12月12日修正)
鳥取といえば、と限定だけでなく冬は雪に要注意です。
年末年始の休暇を利用して日本海側の降雪地域に帰省だったりやスキー場へ移動する車が増えるこの時期は、過去に大雪のため立ち往生し身動きが取れなくなって大渋滞となり長時間道路に閉じ込められた事例が多く見られます。
ひと昔前はノーマルタイヤの車がスタックして渋滞を引き起こす原因でしたが、最近は大型車によるものも見られます。
大型車はスタッドレスタイヤを履いていてもその重たい車重から雪が積もった上り坂ではタイヤが路面をグリップできず普通車なら難なく登れるところで立ち往生してしまいます。場合によっては重量バランスの関係で車体が反対車線にはみ出してしまいます。こうなってくると反対車線側を走行する大型車も通り抜けが難しくなり結果として上り下りどちらの車線も通行できなくなります。
「うちはスタッドレスタイヤ履いてるから大丈夫」
このように考えていスタッドレスタイヤを履いた車にも関わらず、準備不足の他人の車によって身動きが取れなくなった事例が過去にあります。
2010年に鳥取県内で起きた国道9号線の立ち往生では最長30時間車の中に閉じ込められた人がいました。(参考:鳥取地方気象台発表の資料)
このとき動けなくなった車内で過ごした人から聞いた話で、有ったら良いものを挙げると(それぞれAmazonストアにリンクしています)
- 簡易トイレ
- 食べ物
- 防寒アルミブランケット
- カイロ
- モバイルバッテリー
- スコップ
- スリップ対策プレート(古い毛布でも代用はできるらしい)
雪対策だけでなく、台風や地震等の災害時の防災グッズと同じなので、非常用としては重宝するかもしれません。
「JAFや保険のロードサービス呼べば大丈夫でしょ?平気、平気!」
と考えるのは危険です。
大雪による雪道でスタックしてJAFに連絡しても同様の車の救援が数件起きるのでそちらを対応してしまいます。
そもそも立ち往生の渋滞でJAF救援車両が進めないなどで、現地にくるのは相当時間がかかると考えられます。
出かけないことが一番でしょうが、年末年始でそういうわけもいかないでしょう。でも普段、滅多に雪の降らない関東以西の太平洋側に住む人はより危険な状況が考えられますので不要不急なら引きこもるほうが得策かも。
準備しているから自分は大丈夫、脱出できる!とは思わないように心づもりしておきます。
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ディーゼル車について暖い地域で給油した軽油は寒い地域では凍ることがあるので地域が変わったら軽油も給油し直すのが良いかもしれません。
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以上です