公務員がオワコン??/元国家公務員が経験から安定性の高さ・転職での優位性を解説します

(2020年3月6日修正)

公務員の強みは何と言っても毎月確実に一定額の給与がもらえること

当然ながら。しかも男女平等です。

ただ、最近目にする公務員のメリット・デメリットを解説しているブログやYoutubeは、元公務員ではなくネットで調べただけの情報が多いように感じたので、元自衛官というより元国家公務員の経験上を踏まえて解説したいと思います。

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国家公務員のメリット

まずは自衛隊勤務時代の経験上の事をさっくり上げていくと

  • ボーナスも一定額もらえる
  • 毎年昇給(7月17日追加)
  • 福利厚生が充実
  • 高い利息の貯金・預金運用ができる
  • 信用度の高いクレジットカードがすぐ作れる
  • 車のローンが審査緩め
  • 住宅ローンの審査もゆるめ
  • 転勤が多い職種なら引っ越し費用の補助
  • 格安の公務員向け宿舎(官舎)への入居
  • 旅行で公務員割引

公務員にほぼ共通しているとは思いますが、民間企業でも大手企業と遜色ないメリットが上記かと思います。では細かく解説します。

ボーナスが一定額もらえる

夏冬合わせて4.4ヶ月分程度が、査定があったとしても確実に受け取ることができます。しかも公務員になった初年度から

毎年昇給

確実に毎年昇給します。特に最近は若い人ほど昇給額が多い傾向にあります。

大卒なら一年1号俸上がり1月分が二千円ほどのアップです。

「たった2000円?しょぼ!」

と思われますが、2000円×12月=24000円が年間に増える他、ボーナスにも反映されるので、24000円+8800円=36000円が上乗せとなります。繰り返しですが1年ごとに自動的に昇給します

出展:総務省人事院・行政職棒級表

階級のようなものは級と言われ別の昇給扱いになります。

大卒者であれば1年目は3級1号俸あたりから支払われるはずです。詳しくは国家公務員募集要項を検索してみてください。

ちなみに大学中退でも単位の取得状況によっては短大・専門学校卒程度になる場合があります。目安としては3学年まで進級している事で大卒中退の方は確認された方が良いと思います。

福利厚生が充実

現在は働き方改革やワークライフバランスの関連で、残業をなくす方向になっていたり、育児・介護面での福利厚生が充実してきています。

一般職の公務員であれば残業でも残業手当や休日出勤手当も付きます。ただし自衛官は残業の概念がないのでこの限りではありません。また民間医療保険や自動車保険が団体保険という扱いによって個人で入るより割安になります。

高い利息の貯金・預金運用ができる

ほとんどの公務員のメリット情報で触れられていないのが(そもそも公務員にならないと知り得ない)国家公務員共済組合が運用している貯金業務です

調べたところ、2019年では年利率が普通預金で利率0.99%、定期預金なら2%余り、定額積立預金は1%あまりのようです。

ほとんどの銀行等の普通預金が0.01パーセント程度と見られるのに、国家公務員共済組合の貯金利率の高さは100倍程度と改めて驚きです。

定額積立預金とは公務員給与が支払われる毎月18日に自動で共済組合の預金口座に引き落とされる仕組みで、わざわざ銀行から振り込む手間や手数料がかからないし、貯金が苦手な人には大助かりなシステムです。

信用度の高いクレジットカードがすぐ作れる

公務員の安定性から信用度の高いクレジットカードを作ることが比較的簡単とは感じます。アメリカン・エキスプレスでも通りやすいでしょう。

公務員を途中で退職するにしてもクレジットカードを作り年間ある程度の支払い履歴があれば退職後でもその信用が活きてきます。

特に新社会人・新卒で公務員になられた方は、公務員在職中にステイタスの高いクレジットカードを作るのがオススメです。

また、国家公務員共済組合員限定クレジットカードも存在します。このカードのステータスはかなり高いのですが、活用しきれている方はそこまで多くないかも。

車のローンが審査緩め

身分・給与が安定しているのでローン会社から見ると上客です。貸したお金が焦げ付く心配がほとんどないと判断されるためです。

住宅ローンの審査もゆるめ

車のローンと同様に住宅ローンについても審査が緩めのようで、20代後半で家を建て、定年60歳までに完済できる人も少なくありません。

転勤が多い職種なら引っ越し費用の補助

転勤が全国に渡る国家公務員は引っ越し費用の補助あります。

格安の公務員向け宿舎(官舎)への入居

これも引っ越しが多かったり、家賃が高い地域に対する優遇な面で、家族向けの宿舎で有ればかなりお得です。私はある地域で平均家賃4〜6万円程度の物件を1万円程度で借りていました

旅行で公務員向け割引

旅行の割引等は公務員でも活用していないケースが多く、知らないという人も意外と多いイメージです。公務員共済組合を通してホテル予約をする時は割引が適用されます。

主に防衛省国家公務員共済組合が関わるものの紹介でしたが、概ねどこの省庁にも同様の共済組合は存在しています。地方公務員となると身分の安定性の高さからここまで行かなくても、それなりに福利厚生はしっかりしているようです。

公務員がオワコンでスキルが身につかないとYoutubeやブログ等を見かけますが、その人は公務員として5年以上勤務したことがあるのか聞いてみたいです。

また収入が安定していれば、資格勉強等自己投資も十分できスキルアップに繋げられます。

それに安定した収入があれば積み立てNISAのような少額投資をするのも可能です。

スキルアップに関わるネタは後日書いていきたいと思います。

もちろんデメリットもありますが、今の日本においてはメリットの方が圧倒的に上回ります。

自衛隊勤務をしていたことのおまけ

自衛官は体力をつけることも重要なことなので基地や、今では大きめな護衛艦の艦内にもジム設備が整っています。フィットネスジムほど器具等は充実していませんがそれでも無料で使える施設なので、フィットネスジムに月1万円程度払う事を考えたら断然お得です。

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公務員がオワコンみたいなことが言われているかも知れませんが、実際のところ公務員の安定性によって利益を得られる企業も少なくないので変わっていくのは20年近く先じゃないかなと個人的には思っています。

ただし、中には公務員の勤務に合わない人がいるのも事実なので、そのように感じた公務員の方は退職手続きをしましょう。

以上です。