サーフィンの前乗りを改めて考える

(2019年12月26日修正)

サーファーの中では暗黙のルールに、ワンマン・ワンウェーブという考え方があり、波のピークに近いサーファー、先にパドルを開始したサーファーに波に乗る優先権のようなものがあります。

改めてNSA一般社団法人日本サーフィン連盟の定義する前乗りを含めた妨害行為(インターフェアレンス)を確認してみました。

出典:一般社団法人日本サーフィン連盟HP「ジャッジテキスト」P11より

この妨害行為を普段から頭に入れてサーフィンをしていますが、11月30日、12月1日と前乗りされて、改めて考えることになりました。

ここからは2つの前乗りされたケースを、自衛隊の安全教育資料的に解説していきます。

ケース1 11月30日

Gopro(広告にリンクしています)で撮影

Youtubeにアップしたこの日の動画はこちら

コンディションは以下の通り

  • 天気はやや雲が多めなもの晴れ間あり
  • 視界良好
  • 波のサイズは胸から頭
  • ブレイクは、レギュラー方向。崩れ始めは速い波でショート向き、少し横に走ると斜面が緩くなりロングやファンボードミッドレングス向き
  • ピーク付近には4〜5名ほどのショートボーダー、ロングボーダー、ファンボードのサーファーが波待ち

前乗りされた詳細

私が奥からテイクオフしているにも関わらず、ショルダーからファンボードに乗った30代ぐらいの男性サーファーがこちらを確認もせずパドルをしはじめました。

流石に波が大きくこちらもかなりスピードが出ていたので危険を感じGoproを口に咥えた状態で「おい!」と声は出しましたが、前乗りしようとしたサーファーは止まらずこちらの姿を視認するぐらい近づいた状態となってから、私の目の前にボードを飛ばしてきました。

この後、そのサーファーはピーク付近に姿が見えず、注意しようにもできませんでした。

ケース2 12月1日

同じくGopro(広告にリンクしています)で撮影

Youtubeにアップしたこの日の動画はこちら

コンディションは以下の通り

  • 天気はやや雲が多めも晴れ間あり
  • 視界良好
  • 波のサイズはスネからヒザモモ
  • ブレイクはレギュラーがほとんどで、斜面が緩くロングやファンボードミッドレングス向き
  • ピークは数カ所あり、ロングボーダーが多くやや混み気味

前乗りされた詳細

私がテイクオフしレギュラー方向に走っていると、インサイドでサーフハットを被ったロングボーダーがこちらを確認せずにパドルを開始。

波のパワーがなくスピードも出ていないので前日ほど危機感なく、ギリギリまでこちらを確認するか様子を見ました。

これ以上は危ないなというところまで近づいたので「おーい」という感じで声を出して前乗りするところを注意喚起しました。相手は40代ぐらいの男性で、邪魔したことに謝ったので特には責めることはしませんでした。

ケース1、2どちらも私が普段入っているポイントでは初めてみるビジターサーファーのようでした。年齢は30〜40代で、サーフィンスキルは初心者より少し乗れると言った感じを個人的には思いました。

前乗りは危険行為

大会でのワンマン・ワンウェーブを優先するということもありますが、そもそも安全上大事であるということ。

先にテイクオフしているサーファーはスピードがかなり付いている状態で、その目の前に動きの遅いサーファーが飛び出してくるとかなりの衝撃でぶつかることになります。

サーフボードが体に当たるとかなりの衝撃となり骨折などの重症につながる、場合によっては海の中で意識を失い溺れるケースも過去にあったようです。

例え怪我がなかったとしても高確率でサーフボードが損傷し、リペア代もさることながらリペアが終わるまでの間はお気に入りのサーフボードでサーフィンができないフラストレーションが溜まることもあります。

海に入る前に状況をよく確認しよう

海に入る前の状況確認はサーフィンのスキルアップにつながります。

上級サーファーほど海に入る前に状況を混み具合を含めて確認します。

上級者は前乗りをしない

大会でのルール違反、危険行為であるのはもちろんですが一つのライディングではカットバックという急激なUターンをするテクニックを行う場合もあるので自分より後ろにサーファーがいると、高確率で衝突します。これでは演技続行がほぼ不可能になります。

これに関係するのがスネーキング(後乗り)ですが別の機会で触れたいと思います。

転ばぬ先の杖:録画できる機材があれば

今回ブログでも取り上げた画像は、私が持っているGoproHERO7で記録していたものです。

これからのサーフィンでのトラブル回避にも役立ちそうです。

以上です。