防衛運転という考え方/気をつけるだけじゃ事故は避けられない

趣旨は『道路交通法を遵守するのは当然で、危ない運転をする奴は少数でも確実に存在し、とばっちりを受けて損するのは自分なんだから普段から用心深く運転しましょう』ということです。

もっと言うと

『自分が正しい運転をしていても、アホなドライバーのせいで事故に巻き込まれたり、己を過信すると軽微でも違反して金がものすごくかかる上、信用がガタ落ちだよ』

とも言えます。

自衛隊に勤務していた時は防衛運転という言葉を使っていましたが、自衛隊は戦車やジープに乗るから、というわけでなく休日で自分の車に乗る時の心がけとしても意識していました。

事故にならないスピード違反は意識しない人もいますが、普通車の場合一般道で30km/h以上・高速なら40km/h以上の速度超過違反があれば刑事罰となり俗にいう前科持ちになります。

また罰金は6万円以上となります。30km/h・40km/h未満であれば行政処分となり罰とならず青切符を切られ、反則金の納付、6点未満の減点となります。

自衛隊勤務時代に何度か安全関連の役職をしていたこともあり、安全運転管理者に関わる資料を集め機会ごとに同僚に安全運転の教育や取り組み方の指導をしていました。

多くの資料を見ていると「なんでそんなところで、そんな事故が起きるん?」と首をかしげる事例が多数あります。

残念なことに被害者側の負担が大きい例も少なくありません。加害者側の任意の自動車保険に未加入とかざらです。

広報官時代では住宅街を走行することがありましたが、自分で集めた過去の資料の記憶が役立ち未然に事故を防止するような行動を取れ、結果業務だけでも無事故(もちろん無違反)で20万km以上の運転できた実績につながっています。

艦艇勤務が主の海上自衛官で無事故車両運転で表彰されている隊員は多くありません。

効果が一番大きいと感じるのは、すれ違いが難しい狭い道や見通しの悪い道路を走行する際に日中でも通常ライトを点けておくことです。

最近はドライブレコーダーが普及していることもあり、Youtubeに多くの事故に至るまでの動画が多く見られ危険予測の訓練が容易になっているのでありがたい世の中だと感じます。

安全教育を担当していた経験から、新卒で免許取得したばかりの人が多い4月から5月にかけての休日は事故が増える傾向があるので気をつけたいところです。

以上です。