【熱中症対策まとめ】熱中症に気をつけること・対策と予防/特に塩分摂取は重要です。

twitterでの呟き

2022年6月4日修正

2019年は5月でアメダス観測で気温30℃以上の地点がいくつも現れ、35℃を超える酷暑日になるかもと報道されています。

そこで昨年2018年7月17日に熱中症に関するバズったつぶやきを絡めて2019年でも熱中症対策・予防を書いていきたいと思います。

目次

熱中症を予防するには

高血圧でない人は暑い時は積極的に塩分(塩化ナトリウム)を取りましょう

汗に含まれる塩分量

大量の汗をかくことによって体の中で水分を失うこと対応として水分補給は大事ですが、

汗は舐めてみるとしょっぱい、つまり水分と同時に塩分も排出しています。

汗に含まれる塩分について調べると、体重65kg成人が29℃室内で8時間活動すると3リットルの汗をかくそうです。

汗の中の0.9%がナトリウムなのでこの場合27gのナトリウムが失われていることになり、これは食塩に換算するとおよそ60gにあたります。厚生労働省が高血圧予防で推進している「1日の食塩摂取目安8g」からするとナトリウムが補えません。

大量の汗と共に体の塩分が排出されてし舞うことで低ナトリウム血症の症状が出ると考えられます。

低ナトリウム血症について

低ナトリウム血症は以下の通りとなっています。

引用:wikipedia「低ナトリウム血症

熱中症の症状と共通しているところが多くあります。

熱中症の対策では塩分摂取が重要です。

ただしナトリウム不足を補うからと言って、暑くない、汗をかかない時から食塩を大量にとると今度は「高ナトリウム血症」になる可能性も否定できません。重度の症状が出る前に病院に行くことが良いと考えられます。

引用:wikipedia「高ナトリウム血症

高血圧症で減塩に心掛けている人、降圧剤を服用している方は要注意です

熱中症の症状で熱失神がありますが、暑さにより血管が拡張して血圧が下がることによって、脳へ送られる血流が減ることで起きる症状です。

低血圧の人は注意しなければと思いますが、高血圧の方で普段から減塩食に努めたり、血圧を下げる薬を服用されている方は血圧が上がりにくいこともあり熱い環境では注意が必要です。

厚生労働省は高血圧症予防のため2016年から「成人の一日の食塩摂取目安を8g未満」と推奨していますので、元から高血圧の方や糖尿病の方はご注意ください

引用元:厚生労働省「健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料

熱中症予防に効果的な経口補水液

市販されて久しいですが、自作する場合のレシピをメモとして書いときます。

  • 水1リットル
  • 食塩2〜3g
  • 砂糖40g

砂糖を入れることによってエネルギーとなるブドウ糖の摂取とナトリウムの摂取スピードが増す効果があります。市販のものも成分はほぼ同じですが加えてカリウム、カルシウムなどのミネラルイオンが入っています。参考にAmazonと楽天市場の広告を貼っときます。ないよりはあった方が良いって感じかな。


経口補水液以外に室内ならエアコンを積極的に使うのも予防策の一つです。

熱中症は医療に関わることなのでお医者さんのアドバイスを受けることをお奨めします。

熱中症対策に牛乳は?

熱中症予防に牛乳をすすめる話もあるようですが、厚生労働省の資料にあるか調べてみると、推奨してないようです。

引用:厚生労働省資料「熱中症を防ごう」よりhttps://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/2016/sakuhin4/images/n077_2.pdf

牛乳が効果あるというより、含まれるタンパク質が肝臓でアルブミンという物質が分泌され、その効果で体内の血圧が調整される結果で熱中症予防となるメカニズムです。

それであれば、タンパク質を摂取できれば良いのでよりタンパク質が効率的にとれ、栄養価も高い卵かけご飯がおすすめです。

天気予報をしっかり見聞きしよう

私自身は天気好きなので天気予報やアメダスの気温データを見て暑くなる日に備えるタイプです。

今の天気予報は熱中症にも詳しく触れているのでしっかり確認するようにしたいです。

一方、一つの目安になるのが冒頭のツイッターのスクショに見られる「WBGT(暑さ指数)」です。

WBGT計測器は市販されており東京の教育現場でも導入されているとのことです。またまた参考に広告を貼っておきます。これまた安くないですし個人が持つには活用しづらいとは思います。でも屋外スポーツの指導者や屋外の業務をされる事業者にはあると便利かもしれません。

Amazonと楽天市場の参考リンクを貼っておきます。


WBGTについては海上自衛隊では10年以上前から基地内にて活用しています。

エアコンを効率的に活用しましょう

お年寄りに多いのですが、暑くてもエアコンを使わない方がいます。

「暑くないし、汗もかかないから」

という理由の様ですが、お年寄りは皮膚感覚が鈍くなっていることが多く、若い人に比べ暑さ寒さに鈍感になっていると言われます。このことから、気温の高い室内で熱中症になってしまう傾向があると見られています。

私の母は生前、高齢になって軽度の認知症を発症していた段階から真夏の熱くなった室内で扇風機も点けず過ごしていたことがあり、気になって暑くないのか聞いたところ「よく分からない」と返事があったことに驚きました。

天気予報で暑くなると言われたら積極的にエアコンを使うことが良いでしょう。

ちなみ、エアコンは相当古いものでなければ一日中使っても電気料金はそれほど高くつかないそうです。こまめにつけたり消したりする方が返って電気を使い電気代が高くと見られます。

暑い中、どうしてもお子さんの部活などで心配という方は少なくないでしょう。突如襲われてしまうのはどうしようもありませんが、せめて保険に入っておくのは最低限有りかもしれません。


屋外での作業をされる方には空調服がおすすめです。


以上です。