(2022年5月3日修正)
リブテックvert5’8(浮力23.4リットル Libtech vert 5’8)のインプレッションを書きます。
2018年からは生産終了です。しかしリブテック社からはロスト・メイヘムとのコラボで続々とパフォーマンスボードがリリースされています。
目次
リブテックVERT5’8インプレッション
特徴
- ノーズロッカーがやや強め
- 薄くて細めで浮力が少なめ(このサイズはボリュームが23.4L)
- トライフィンセッティングのみ
- デッキコンケーブ(板の中央が足を乗せやすいよう凹みがある)
- レールコンケーブ(強度向上と掴みやすくするためと思います)
- 頑丈(HPではピックアップトラックの荷台に放り投げて積んだり、自転車で轢く動画があります)
基本は中級者以上向け
特徴の最初の2つの点は、他のメーカーの中級者〜エキスパート向けのボードでも同じで、波のサイズが胸以上だったり、腰腹でも巻き気味の波であれば非常にコントロールしやすい特徴です。
逆に波が小さくパワーがないとテイク・オフのパドルの際はなかなか推進力が得られないし、立つときは不安定なのでバランスを崩してこけやすい事もあり非常に苦労するし体力も使います。
乗り心地
実際に地元・日本海で胸サイズの波で乗ってみた感想です。
テイク・オフについては、浮力のあるボードなら巻き上げられるぐらい面が切り立った状態でもスムーズテイクオフできました。
ロッカーが強めになっているのでノーズが波に突き刺さってパーリングすることが少なく、ギリギリでのテイクオフが可能で、立ち上がって波のトップを走るのにも苦労しません。
ややパワーの無いコンディションでしたが、ターンや縦の動きをするためにテール側の脚を踏み込むと、浮力の少なさとレールの薄さから、そこまで力を入れる必要がなくレールが海面に沈むので、機敏に反応し、次のアクションへ繋ぐ余裕がありました。
何より、最近のボードの重心や前足荷重寄りのアクション向きなのが良くわかりました。
乗り心地は小波用ミニボードの対極に位置します。
初級者がレベルアップを狙って手に入れるのは、波乗りの環境にもよりますが、月に5回も海に行けないとか、胸以上の波に恐怖を覚えるなら苦労するかも知れません。
レベルアップ目的で同じリブテック製を考えるならブランドネームもあるLOST・MAYHEMコラボが良いかなと思います。
2022年5月では、メイソン・ホーのシグネチャーモデルもリリースされています。
[即出荷] LIBTECH サーフボード リブテック MASON HO LITTLE WING メイソン・ホー リトルウイング LOST ロスト MAYHEM メイヘム サーフィン ショートボード Lib Tech Surfboard [営業所止め送料無料]小波用でもそこそこ攻めれるボードが良いなら、2020東京オリンピックUSA代表コロへ・アンディーノも大会オフで使うソードフィッシュが良いかも知れません。
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そもそもの購入のきっかけは、胸以上の波でコントロールしやすいサーフボードをネットで検索していたところ見つけたのがリブテックのボードでした。
何より頑丈という点に惹かれました。
修理はお金がかかるし、日数もかかります。だから頑丈なボードが要望でした。
地元の海は、砂浜からのアプローチができ、県外からプロ、上級者〜ビギナーまで多く訪れるポイントの一つです。
土日、特に連休となると非常に混み合い、サーファー同士が波乗りでクラッシュしている場面を何度も見ています。
そういった状況では当然海から上がってサーフィン中止となることも。わざわざ遠くからサーフィンに来ている方ならがっかり具合もより増すでしょう。
私はここ10年ぐらいは頑丈な板しか使ってません。
混み合う時にクラッシュすると、たいがい相手のボードはボッコリへこんだりクラッシュしたりしてます。
こうしたクラッシュやケガをしたり、ケガをさせた場合の保険について書いた記事がありますので良かった読んでください。
サーフィン中のケガやクラッシュの補償だけでなく色々あるスポーツ保険/1日単位で加入できるタイプもあります。
お互い楽しむためにマナーを心がけ安全に波乗りしましょう。
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ちなみにリブテックは20年以上前からスノーボードを作っている老舗のメーカーで、LOSTサーフボードも手がけています。カッコよさをアピールでネットオークションで売るならロスト・メイヘムコラボがオススメです。
以上です。