だんだんと寒さが増す11月後半になって来ましたが、ぼちぼち防寒用のコートやジャケットを着ている人が増えて来ているのではないでしょうか
定番の冬アイテムの中でもミリタリーファッションで言えばパイロットが愛用しているというフライトジャケットのMA-1を思い浮かべる人はかなり多いと思います。
MAー1とは
1950年代〜1980年代に米軍で導入されましたが、単にフライトジャケットというとパイロットの着ている防寒上着だけでなくツナギ(パイロットスーツ 飛行服)を指すことも有ります。
フライトジャケットは映画「トップガン」や日本のドラマなどで有名になりました。
2022年5月27日には、続編「トップガン マーヴェリックス」の公開がされます。最新ミリタリーファッションに注目したいところですね。
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全体が不燃性の生地で製造され裏地がレスキューオレンジの目立つ色となっています。
このオレンジの裏地については、1950年当時はパイロットが墜落して救難がきた際に分かりやすくするために裏返して着たりするなどして発見してもらうためのものでした。
ところが、現代では救難にきたヘリコプターや艦船が捜索しやすい救難信号を発信するビーコンが備わったベストを装着しているため、MA-1のようなジャケットタイプ自体の採用がなくなりました。
参考:Yahoo!ショッピングロスコ MA-1 ミリタリージャケット メンズ レディース フライトジャケット ナイロンジャケット ADAPT トップガン ROTHCO ma1
近年は不時着時に必要な最低限のサバイバルキットが戦闘機であれば脱出の際に一緒に射出されるシートに収められていたり、コンパクトに収納されている特殊なベストを身につけるようになっています。
つなぎタイプのフライトスーツに取って代わられてはいますが、やはり現役の米軍パイロットや自衛官のパイロットでも待機時防寒用としてフライトジャケットを着ていたりします。
ただ勤務中に着るものはファッション性ではなく、あくまでも実戦を前提としているので所属部隊を示すワッペンやパッチ、階級章等はジャケットに色と同じ色(例セージグリーン 緑色)がベース色になっていて目立たなくしてあります。
どうしても古い時代だと目立ってなんぼなフライトジャケットなのでワッペンはカラフルですが現場とのギャップが大きく出るところとなります。
現代の飛行服用ツナギについてはパイロットに限らず、ヘリコプターや輸送機等では乗り込む搭乗員全員が身につける様になっています。
ツナギについても細かい作りを見るとワークマン等で売っている様な作業着ツナギとは全く違うところがいくつも有ります。
ただ、フライトジャケットと違い飛行服用ツナギはミリタリーショップ等で払い下げ品を狙うぐらいしか品質の高い物が手に入らない可能性が高い様です。
そこまで品質が高くない諸外国の飛行服はネットでも手に入ります。それでも最低限の機能性はついたものです。
話が少しそれましたが、ファッションでのフライトジャケットはお手頃価格のものがネットで手に入りやすくなっていますので紹介したいと思います。
[アルファインダストリーズ] アウター MA-1 CORESPEC 2000
MA-1メーカーといえばアルファインダストリーズですね。
有名で品質もよく私もですが自衛官でも多くの方が昔は着ていました。昔という理由は、最近は勤務時に着るジャンパーが指定されているためです。
(アヴィレックス) AVIREX AVIREX アビレックス MA-1 COMMERCIAL
アヴィレックスも有名なメーカーで、アルファインダストリーズ同様、米軍規格(いわゆるMILスペック)を満たした製品を過去にリリースしています。
フライトジャケットはMA-1だけではなく、レザー製品のAシリーズ、Lシリーズなど他にもあります。
しかし、レザータイプのフライトジャケットになると値段が大幅に高くなるので憧れはありますがお金に余裕がある方におすすめしたいですね。
AVIREX アビレックス TOP GUN G-1 レザーフライトジャケット
11月末から12月頭まではアマゾンのブラックフライデーでセールが行われています。この機会にフライトジャケットを手に入れてみましょう!
そしてフライトジャケットばかり注目されがちですが、インナーとしてはコマンドセーターがおしゃれで更にスタイルを引き締めますのでおすすめです。
ROTHCO G.I..STYLE V-NECK SWEATERS(ロスコ Vネック コマンド セーター)
楽天市場のリンクも貼っておきます。
海上自衛官時代にこのようなジャケットを2種類持っていました。
一つは作業服用として、もう一つは制服に合わせて海上自衛隊でオフィシャルな場でも着用できるものです。
海自の基地内にあるお店通称「PX」で購入できるものです。
楽天市場で海自の厚木航空基地内でも店舗を出しているお店が出店しているようです。
特徴としては肩に俗に「肩章」と言われる階級章をつける帯がついている事と、ネームや所属部隊のワッペンをつけるベルクロが縫い付けられているところでしょうか。
厚みはそこまでありません。
なぜかと言うと、制服の上着を着用しない室内でも前述したコマンドセーターのような、これまたオフィシャルな簡易セーターを着用できるからです。
ビジネススーツを着る方は想像しづらいかもしれませんが、ワイシャツの上からコマンドセーターを着て、さらに上にMA-1のようなジャケットを着るような感じになるのでかなり温かいというか少し動くと暑いくらいかも知れません。
ワッペン用のベルクロ生地は縫い付けが手間なので、オリジナルなワッペンをお持ちなら、最初からついている物がおすすめです。
こちらのお店ではオリジナルのネームワッペンの作成もされているようです。
航空用語の話にも触れた記事はこちらからどうぞ
Do you Copy?
以上です。