線状降水帯の情報とは?気象庁「顕著な大雨に関する情報」等の提供による強い雨エリアの新しい呼びかけ

2021年6月17日から気象庁は、「顕著な大雨に関する情報」等の提供を開始すると発表していますが、その情報の中で

「雨雲の動き」において線状降水帯の雨域を囲む楕円表示について、同日13 時より開始いたします。

とされています。

線状降水帯って何?

線状降水帯に特に注目されるようになったのは、昨年2021年(令和2年)7月4日、九州の熊本県球磨川の洪水発生の原因のほか、何度も洪水や土砂災害の要因にもなっているからです。しかし名称は近年出てきましたが、かなり前から知られている降水現象なので地球温暖化による環境の変化が関連しているかは、特に関係ないとは思います。

気象庁の資料をお借りしますが

災害をもたらした気象事例 令和2年8月11日 気象庁 より

気象庁発表の「災害をもたらした気象事例 令和2年8月11日」における11ページの危険度分布の図を見ると特徴が顕著に見られます。

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防災士になったよ/費用・受験手続き、難易度、メリット、デメリットを解説します

(2021年7月11日修正)

2021年2月22日付で防災士となりました。気付いたら2011年3月11日東北大震災から10年という何か不思議な縁を感じます。2011年当時はまだ自衛官でしたが、TVのニュースで被災地での同僚の海上自衛隊の活動を見ながら私自身は役職として関われなかったので、災害派遣されず何とも言えない気持ちでニュースを見ていたことを思い出します。

話はタイトルの通り防災士受験合格にあたって得た情報をシェアできたらなと思いブログに書いてみます。

防災士とは?

日本防災士機構(特定非営利活動法人)が実施する講習を受けた後の試験に合格する事、および救命講習を受けて防災士登録申請を出すことでなれる民間の資格です。

日本防災士機構発刊「防災士教本」から

日本防災士機構HPはこちら

防災士試験について

内容は?何をするの?

2日間の講習と択一式試験です。

試験は2日目の講習が全て終わった後、その会場で引き続き実施されます。

受験に制限は?

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波高の話/有義波高の解説/なぜ波浪予想の波の高さと実際に見るセットの波の大きさは違うのか。そしてその活用について。

不思議に思ったことがあるサーファーさんはいるかと思いますが、ニュースやネットで何気なく見ている波予想の波高がどうやって決まっているか、そしてサーフィンに活かせる知識となるような解説をします。

波高/有義波高とは

有義波高について

波情報で「波高1m」といったら、おおよそ腰腹程度の高さの波となりますが、実際のセットは胸ぐらいあったりします。ところが実際に海に行ってみると

「1mて聞いてたのに、結構サイズあるじゃん!」

と初心者の時は特に驚いたことがありませんか?

なぜかと言うと有義波高と定義される波の高さが採用されていることがあります。

有義波高とは観測された100個の波を、大きい方から数えて1/3の波を平均した波の高さとなっています。

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