大型バイクの免許を取りに行った話

ブログサボってます。

この前、大型バイクの免許を取りに地元の教習所に1週間程度通いました。

普通二輪免許(400ccまでのバイク免許)は10年ほど前に取得していて、5年前からヤマハのSR400(ヤマハ発動機株式会社HPのSR400ページ)というバイクに乗っています。このバイクの説明は省きます。

話を戻して、とりあえず思い立ったところで教習所へ向かいました。受付で申請書類を記入しおおよそ12万円程度(すでに普通二輪を持っているのので多少安い)の費用を払い、視力検査や適性検査を問題なく終え入校でしたが、教習自体は教官の都合がつかず10日後からの開始となりました。

教習は普通2輪取得済みの人は、最短時限が第1段階は5時限、第2段階は7時限の合計12時限です。

教習初日は2時限バイクに乗ることができました。教習バイクはHONDA NC750Lという教習専用バイクです。重さは217kg。

もしかして、バイクの普通免許も持ってないけど取りたくてこのブログに辿りついた人がいるかもで参考までに、ヘルメットや肘・膝プロテクターは教習所から貸してもらえます。普通バイクの教習時も京都の教習所で貸してもらえました。バイク用のブーツの貸し出しは、教習所で違うみたいなので事前に確認された方が良いと思います。

ただ服装は長袖長ズボンでないと教習を受けさせてもらえない可能性が大です。

初日の内容は、普通二輪教習でもやった倒れたバイクを起こして立てることやバイクの取り扱い、そして教習コースをバイクに乗って案内してもらいながら走りました。

見えづらいかもしれませんが第1段階の教習内容がこんな感じ。

第二段階はこんなんでした。

通った教習所のコースは自動車教習コースより小さなバイク教習専用の場所が設置されていました。京都の時は普通自動車と同じコースを走った記憶があるので教習所ごとに違うようです。

バイク特有のコースとしては以下の4つ

  • 一本橋(幅30cm・長さ15m、やや高い位置にある走行帯をゆっくり走る。大型では10秒、普通二輪は7秒)
  • 波状路(路面上に高さ10cmほどの凸型ブロックが6つ程度ある)
  • スラローム(互い違いにおいてある三角コーンをジグザク走行する。大型は7秒、普通は8秒以内に走る)
  • そのほか、バイク教習用クランク、S字コース(コース幅2m程度と狭く設定してある)

ちなみに普通二輪教習では波状路がなく8の字コースがあります。

普段もバイクに乗っていることもあり走行が主体の教習で進みました。

第1段階は最短の5時限で見極めOK

第2段階も同様に走行主体で同じく最短7時限で見極めOKで終了

卒業検定も点数がわからないけど無事合格。

1週間ほどの詰め込みでやったので感覚を忘れることもなく卒業検定までいけたので順調だったと感じます。

で、合格したので、言いたいことがあります。

バイク特有コースについては、試験で重点項目に設定する必要ないでしょ?

卒業検定では足が路面につくと検定即中止で不合格というのが原則で、教習中の見極めでも足をつくと次の段階に進めない規定のようです。一本橋であれば走行帯から落ちると中止です。

実際教習を開始して第1段階の見極めまで私は上手にできませんでしたが、なんとかクリアできました。私が下手なだけだろうなと思いながら、他の教習生を見てみると、やはり失敗している方がほぼ6割に思いました。失敗しないにしても目標タイムを達成できているのは1割程度の方に感じました。

バイク経験のある人ない人様々ですし、普通二輪教習の方もいましたが、9割の人が目標達成できないタイム設定はいかがなものかと思います。クランクで足がつく人も多く見られました。聞いて見たところやはり大半の方が苦手で足をついてしまうとのことでした。力のない女性ではなおさら難しくなるのは当然です。

ネット検索で調べて見てもやはり苦手で卒検が合格しないといった知恵袋ネタもヒットします。多くの回答が「難しいけど自分もなんとか合格できました」という内容なのでやはり合格している人でも難しいと感じている方は多く見受けられます。

教習中に怪我をする方も少なく無いようです。

個人的には教官の教えかたが悪いとは思いません。

調べてみると自動車教習所や自動車学校の認可を出すのは都道府県公安委員会だそうです。公安委員会の方々はこの難しいコースと言われている声を聞いているんでしょうか。公安委員会でプライベートでバイクに乗っている方は、いきなり走行して基準をクリアできますか?

そもそも、日常の道路においてバイク特有コースのような状況に出くわしたらどうしますか?バイクから降りず足をつくなと言うなら私ならそんなところ入って行きません。こけたら怪我するし、バイクも傷つきます。

大体から日常において普通自動車が入っていけない道なんて見通しが悪かったり人通りが多かったりと事故の要因が多数あると考えられます。狭い道の入り口には、ほぼ車両進入禁止の標識が立っています。

バイク特有コースは技能向上用であって試験項目にする必要性が全くありません。

それなら、雨の多い国土なので、30cmほどの深さを掘って水を張り、走行するような体験ができるコースに改造するとか地震などの災害時の対処を想定したコース作り、エンジン停止状態でバイクを100m押して歩くとか日常で役立つ教習に変更することを提案します。

バイクメーカーさんも、より多くのバイクユーザーを獲得したいと考えるなら意見具申してください。

若者のバイク離れというけど、教習内容と実際の走行での合理性が乖離しているかも。

大型二輪免許は取ったけど大型に乗るかは考え中です。

以上です。