分相応/高価でも管理できないものは心の負債

温かくなってきたこともあり、実家の使っていない古いタンスなどの家具を壊してせっせとゴミ処理場に持っていく日々をやっています。

両親が溜め込んだ衣類や書類が多く出ること。亡くなる数年前から使用していないせいかカビ臭いし虫に喰われています。

ひとまずタンスから取り出して、可燃物、不燃物を分けます。

アクセサリー的なものも多く出てきますが安価で確実に不要なものです。大事に保管しておくわけでもありません。

高価そうなものは金庫にただ入れるだけでなく、温度や湿気を一定に保てる容器にでも入れておかないと劣化してしまいます。劣化してゴミになるならまだましです。

大変なのは2本の大きな庭木でした。

高さ20m近くまで伸びた杉は、近所の人に聞いても随分前からあったそうでおそらく45年以上前からあったと考えられます。枝は道路にはみ出し、通行する人々の視界を妨げていました。大きすぎて一人では切り倒す自信もなくプロにお願いしました。

ちなみに聞いたところ、商品として売ろうにも4mの長さで直径が50cmを超えないと売り物にならないそうです。また鳥取だと、そのサイズは1000円程度にしかならないとのことでした。木材の価格は地域ごとでかなりばらつきがあります。

植えた当初はどうだったかわかりませんが、自分に背丈をはるかに超え、手入れだけでなく切り倒すための道具や機材がなければ下手に大きくするのは自分のところだけでなく周囲の人々にとっても危険だとよくわかりました。大きくなりすぎたらクレーン車でも使わないといけないかも。もし家を建てて庭木があるなら、自分の体力の分相応なところで切り倒すことが賢明です。

田舎だと空き家になったお宅の庭木はなかなか大変な状態になっているのが散見されます。

昔であれば、大きく育った木は自分たちで伐採し家具や日用品に加工するとか薪にするとか使い道はたくさんあったんでしょうが現代ではそういったことにするにはあまりにもコストがかかりすぎ割りにあいません。現に杉の木2本を伐採・可燃物処理するだけで20万円近くかかっています。

他にも大きめな木はありますがまだ一人で切り倒せます。あくまで自分の管理できる範囲で切ってしまおうと思っています。

分不相応なものを持っていると余計にお金がかかることを実感しています。

以上です。