冬の目安/大陸の高気圧の発達から見る

2017年10月31日の朝は鳥取だけでなく、関東平野部でも10℃以下となったようです。

だいたい西高東低の気圧配置となれば寒さが増すことが経験観測として知られています。

これは10月29日午前9時気象庁発表の天気図です。

大陸に1050hPaの高気圧があります。

天気図上で大陸に現れる、特にロシアのバイカル湖よりやや東あたりの高気圧が1030hPaを超えると、北極からやってきた冷たい空気によって大気が圧縮され密度が高まった結果だと見て取れます。

この高気圧が日本付近に近づくと西高東低の気圧配置と変化していきます。

これは10月30日午前9時気象庁発表の天気図です。

高気圧は1048hPaとなっています。台風21号が本州の南岸を通過した直後から西高東低の気圧配置となり、冷たい北風が強く吹き始め関東では木枯らし1号として観測されました。

そして今朝の冷え込みへと続きます。

概ね冬の天気変化のパターンです。

これを示唆していたかのように1週間前あたりから九州あたりでカメムシが大量発生していたニュースを見ました。鳥取の山あいでも4日前ぐらいからカメムシが大量に発生しています。

慣習的に鳥取では「カメムシが秋に多く出てきたら冬の雪は多め」と昔から知られています。

鳥取の平野部で一番早く雪が降るのは大体11月末から12月頭です。そして大体10日間隔で4月頭まで雪が降るのが近年の傾向です。

冬に近づくと、鳥取は波が立つ日が多くなりサーフィンの時期となっていきます。もちろん風がびゅーびゅーだと寒いので冬用のセミドライウエットスーツが必要ですが、サーフィンの楽しさで寒さも忘れます。

以上です。