ヨーロッパ旅行10月12日(ドイツ6日目→オランダ1日目)/自転車をそのまま乗せられる鉄道で国境越え

(2020年2月6日修正)

2016年9月28日から11月3日までデンマークの首都コペンハーゲンを皮切りにドイツ、オランダ、ベルギー、フランスを旅行してきました。見れなくなってしまった方のブログ『よしっさ』に書いていましたが、内容を充実させて随時アップしています。

ブレーメンのホステルに泊まって翌日を迎え、空を見上げると、たまに晴れ間が見える曇り空でしたが雨が降りそうな感じもあり、自転車で移動するには不安がありました。

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ヨーロッパ旅行10月11日(ドイツ5日目)/ブレーメンの町は音楽隊のイメージとは大違い

天気予報があてにならない事もあり、でも電車移動中にでも天候が良くなるならミュンスターで一泊して自転車移動にしようと考えていました。

ホステルの受付で預けていた運転免許証を返してもらい、追加料金がないことも確認し受付のおっさんに「チュース(「またね」ドイツ語でカジュアルな別れの挨拶)」と伝えチェックアウトしました。

ブレーメン駅にてミュンスター駅までのチケットをクレジットカードで購入しました。

この頃にはクレジットカードで買い物する抵抗がほぼなく、返って現金使うのが面倒臭いし、盗難の危険性あるし、ポイント溜まるならカードがお得で良いと言う感覚になっていました。

ドイツ鉄道の鈍行に乗り、1時間ほどでミュンスター中央駅についたけど、どんよりとした曇り空は変わらず。

「もうアムステルダムまで行っちゃえ」

と計画変更(雨の中は走りたくないだけのワガママです。)

降りたホームから改札まではエスカレーターが見つからず、陸橋をキャンプ道具が入ったパニアケースがついた自転車を担いで移動。元自衛官の体力があったからこそできる方法です。

ミュンスター駅構内にあった券売機でドイツ鉄道からオランダ鉄道のアムステルダム駅までの切符を買えたんですが、オランダ鉄道の自転車用チケットが見当たらない、、、

切符販売をしている窓口を探して、受付の人にカタコト英語で自転車券が欲しいが自動券売機になかったのでどこで購入できるか聞いてみると、オランダ鉄道の自転車チケットは券売機じゃ買えない、窓口で販売するよ、との事でした。

ちなみにデンマーク鉄道の切符を買うときには気づきませんでしたが、券売機でオプション・チケットの自転車チケットを選ぶ際にドッグチケットが見られます。まんまワンちゃん専用チケット。ワンちゃんをケージに入れなくても鉄道に乗せられます。

窓口での自転車チケット購入は10ユーロでした。ちなみに券売機で買えるチケットを窓口で購入しようとすると0.5ユーロ(50セント)ほど手数料を取られます。

ミュンスターからオランダ・アムステルダムに向かうためには、ミュンスター駅→ドイツ・オズナブリュック駅→オランダ・エンスヘデー駅→デベンダー駅→アムステルダム中央駅という経路になりました。

行き当たりバッタリなところがあり、観光客が立ち寄らない街が多いので面倒臭いです。

ユーロ圏内の大きな都市間や観光地に訪れるには国をまたがるなら、ICTなど主要都市間を結ぶ特急列車でスムーズに移動できる鉄道利用が便利です。

乗り換え駅のオズナブリュックにて、とった写真。鉄拳スウェットパーカーを着てる人(笑)

デンマーク、ドイツ、オランダのローカル線の列車は基本的に車両の外側に自転車マークがペイントしてあるので分かりやすいし、私の場合は車掌さん達が案内してくれたので安心しました。おまけに発車時間は厳しくないので1、2分は待ってくれます。だからか予定時刻通り列車が動かない事もしばしばある様です。

https://youtu.be/D9Ii1HpdH7Q

私のyoutubeチャンネルにアップしているオランダのエンスヘデー駅にて、ドイツ鉄道からオランダ鉄道へ乗り換え時の動画です。登録者限定公開なので見たい方は是非よしっさ波予想サーファーチャンネルへ登録を!

動画の解説をすると、オランダ鉄道に乗り換える際は日本の自動改札機と同じ様なゲートがありました。

一般のお客さんはカードやチケットにあるバーコードをタッチさせて通過していましたが、私がドイツで買ったチケットには読み取り用バーコードがありません。

ゲート手前にいた受付案内の女性にチケットを見せるとQRコードの紙を渡されました。

そして読み取り機にQRコードをかざしてみると問題無くゲートは開きました。

でもゲートがやや狭いため、サイドにつけたパニアケースとヘルメットがつっかえて持ったついてますw

でもゲート抜けたら黄色と濃いめのブルーのペイントが特徴の車両が目に入ります。オランダ鉄道の車両です。

動画内で注意して耳を澄ますと、ピアノっぽい音が聞こえるかもしれませんが、駅の構内にピアノが置いてあり、どう見ても鉄道職員とは違う服装のそこそこ若い男性が弾いていました。これまたカルチャーショック。待ち時間で弾いているのかな?そこそこ大きな駅にはピアノが置いてあることがあるみたいです。

山吹色の車両がオランダ鉄道のIC(INTER CITY)の車両です。

ドアに描いてあるのは自転車が乗れる事と、フリーWi-Fiが使える事 。そしてフリーWi-FiをOKにすると

この様に列車の時刻表が自動的に表示されました。同じオランダ鉄道の車両でもフリーWi-Fiが無い車両もあります。

この車両は自転車置き場のスペースが小さく二台がやっとかもと言うぐらいで、自転車を固定できるベルトの様なものはありませんでした。

後から自転車と一緒に乗って来た女の子が、横に止めて良い?(と言葉は分からなかったけどたぶんオランダ語)身振りをまじえたから何となくわかりました。

英語でどこの駅で降りるのか聞いたら、私が乗り換えするデベンター駅より遠い駅で降りると英語で返してくれました。

オランダでも英語は問題なく通じるみたいだ。壁側に彼女の自転車、通路側に俺の自転車となるように場所を入れ替たら、彼女もありがたいと言ってた様でした笑

やっぱり英語話せる様になってくると旅の面白さが増しますね。

1時間ぐらいだったかな?デベンダー駅に到着したので彼女にあいさつして下車しました。

アムステルダム行きの列車は形は違うけど色は同じ

デベンター駅で乗り換えた車両の自転車置き場は一転して広々。

輪止めに引っ掛けて自転車を固定するタイプでした。高い位置にも輪留めがあります。

自転車の負担を軽減するためバッグをキャリアから外して床に置いてます。

ひと口に自転車が乗れる車両と言っても様々のようです。ドイツ鉄道にしろ広々なタイプもあれば狭い車両もありました。

アムステルダムに到着したのは19時過ぎだったので少し暗くなっていました。

運河の国オランダらしく、運河の夜景が物凄く綺麗でした。

到着したホステルワールド(日本向けサイト:Hostelworld.com)で予約したホステルは、アムステルダム中央駅からは2km近く離れた「GENERATOR HOSTEL AMSTERDAM」です。

これからの行動計画と準備の為も考え2泊予約しました。

これまで泊まったホステルの中では一番、建物が大きく収容できる人数も大きなところでした。

到着して外の駐輪場に自転車を止めようとしたところ、中から20人近くの若い男女が出てきて楽しそうに街へ繰り出していったようでした。賑やかだなー。

受付横のカフェ兼レストランは大きな音でハウス系の音楽が流れ、ビールなどのアルコールも飲めるところでした。バーの名前がついた部屋、クラブハウスの部屋も別にありました。

とにかくこのホステルは賑やかでおしゃれで綺麗。実はフランスなど別の場所にもいくつかあるフランチャイズっぽい。

デンマークやドイツで泊まったところは言うなれば観光地とはちょっと違うところでしたが、ここはオランダの首都アムステルダムに立地していることもあってか観光客(ほぼ若者)が大勢いても不思議じゃないなと納得しながら受付で宿泊手続き。

支払いはVISAが使えたので、トラベレックスのプリペイドカードを使い、2日分の有料朝食を頼んで合計が8000円程度。シーツ代も含まれていましたがやはり相場的には高めです。

カードキーを渡されて宿泊部屋のある棟に入る時に扉のセンサー部分にカードキーをかざすとロックが解除され、廊下を進んで、またドアにカードキーをかざしてロックを解除して部屋に入れるようなシステムにセキュリティーがしっかりしてんなーと感動しました。

ドアには大きくナンバーが目立つデザインでかいてありオシャレ感大。

4人部屋で荷物が置いてあるベッドが2つあり、先客が2人いるようでしたが、姿はなし。

とりあえずシーツを張って着替えや日用品をバッグから出したりして身の回りを整えました。

驚いたのは、このホステルのベッドには個別で電源用コンセントとは別に充電用USB端子ポートがついていました。

若者が集まるホステルにはUSBポートは不可欠なんだなと感じました。

部屋の中に綺麗なシャワーもトイレもあって、マーケティングを活用したホステルと感じました。

お腹が空いたので、ホステル内のレストランで食事をしました。

ちょっと値段は高い感じの12ユーロぐらい。味は特に美味しいというわけではありませんでした。流行りの音楽がガンガンかかっていて若いお洒落でイケメンな人たちが厨房兼カウンターで働いてました。多分モテるでしょう。

お金の話になりますが、この時点で当初用意していた600ユーロ(約6万6000円)の現金やプリペイドカード残金は合計150ユーロ(1万6000円)程度、20日間程度しか経過していないのにクレジットカードと併用していたにも関わらず5万円も使っていました。

このままだと、なんとか節約してもフランスまでキャッシュが持ちそうにないのは目に見えていました。

仕方ないので、ホステルの受付カウンター脇にATMが設置されていたのは確認していたので、キャッシングを利用して現金を準備するならここでやるのが良いだろうとも思いました。

ネットでクレジットカードのキャッシング利用可能枠を念のため確認すると0円。

よく考えたらクレジットカードを作る申請時にキャッシング利用する必要がないと考えていたので申し込み時に0円にしていたのがここで裏目にでました。

サイト上で利用枠上限を引き上げる手続きをしたものの、自動メールで、結果についてはしばらくお待ちください、メッセージが届きました。もしだめなら旅行をここでやめて日本へ帰ろうと考えながらこの日は眠りにつきました。

海外旅行に行くときはクレジットカードのキャッシング枠の上限金額をあげておくことをお勧めします。

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ヨーロッパ旅行10月13日(オランダ2日目)/さすが観光都市アムステルダム

以上です。