ヨーロッパ旅行10月11日(ドイツ5日目)/ブレーメンの町は音楽隊のイメージとは大違い

(2020年2月6日修正)

2016年9月28日から11月3日までデンマークの首都コペンハーゲンを皮切りにドイツ、オランダ、ベルギー、フランスを旅行してきました。見れなくなってしまった方のブログ『よしっさ』に書いていましたが、内容を充実させて随時アップしています。

ハンブルクのお高いホテルで目が覚め天気予報を確認すると、雨の時期を象徴するように、ドイツはしばらく雨が続くようでした。

そういう事で、この日の目的地・ブレーメンへ自転車ではなく鉄道で移動することにしました。

前日のブログは下のリンクからどうぞ

ヨーロッパ旅行10月10日(ドイツ4日目)/10月のドイツは雨の季節

ブレーメンにした理由は、鉄道経路と認知度で選びました。

前日に湿気抜きに広げていた寝袋はしっかり乾いて軽くなりました。とりあえず朝食をとりに一階へ。

ここでもパンの種類がたくさんありました。

固そうなもの、クロワッサン、フランスパンの他にも3、4種類はあったかな?

前に宿泊したフレンスブルクのホステルの朝食でも種類が多かったけど、どうやらドイツでは普通のようです。

もちろんウインナーもありました。そして、驚くことはチーズが美味しいこと。

日本で市販されているチーズような臭みはなくまろやかでコクがあります。欧米人が”日本のチーズが美味しくない”という理由が分かったような気がします。

部屋へ戻り身支度を整えてチェックアウト手続きを終え、駐車場に停めていた自転車のところへ。

盗まれてもいないし、壊されてもいないので安心してハンブルク中央駅に自転車で向かいました。

駅に行く途中で見かけたカワサキのバイクZ650です。ちゃんと日の丸がはってありました。この画像だけだとドイツに見えないです。日本製バイクは旅行中にかなり見かけました。しかもほとんどが排気量の大きな高級スポーツバイクでした。

蛍光ベストを着た子供自転車集団が後ろに迫ってきたので道を譲りました。

分かりにくいですが大人は警察官で子供達に自転車交通ルールを教えているようでした。子供とはいえヘルメットをかぶり蛍光の安全ベストを身につけています。安全対策が徹底されてると感心しました。

2023年4月1日で日本も自転車用ヘルメットが努力義務化されたそうです。これぐらい小さい時期にお巡りさんにちゃんとレクチャーしてもらえたらヘルメットが面倒臭いとかならないかもですね。それにしても反射剤付きベストもおしゃれです。

今時はぱっと見キャップのようなヘルメットがあるんですよね。これなら多少はオシャレに見えるかも自治体によっては補助金もある様ですね。


被るのは気にならないけど荷物になるのが気になる方には、折りたたみタイプもリリースされているので検討しても良さそうです。


途中の河のほとりでSURLYの画像を一枚とりました。曇り空なのが勿体無い

街中は自転車専用道路がありました。専用信号も一応あり。

ハンブルク中央駅に到着、ベージュ色のタクシーが止まっています。メルセデス・ベンツなど日本なら高級車ばかり。おまけにデカい。

駅の中の様子。時計がでかい。

エスカレーターに見える人たちの方が私に近い位置にいるのに遠近感が狂いそう。

ハンブルクから次の目的地ブレーメンの切符の購入は問題なく自動券売機で買えました。前日のノイミュンスター駅での失敗はこれで帳消しと…

でも念のため窓口に行って列車の時刻と車両をプリントアウトしてもらいました。

ハンブルク中央駅の中で見つけたへんな像、この色彩と無表情、ジョジョのスタンドかいな?

駅ホームのパノラマ写真です。いくつもホームがガラス屋根のある建物内に作ってあることに驚きました。日本なら間違いなく柱がもっとあるしまずガラスの屋根は耐震対策とかで無理かも。

出発まで1時間近く猶予をもたせて駅についていたので、ツイッターのフォロワーさんから教えていただいたシナモンロールなパンを買いました。一個の大きさがソコソコなのに1ユーロで、思わず二個買いました笑 列車の中で食べたけど2個でお腹いっぱい。満足。

ブレーメンまでは2時間もかからなかったかな?

ブレーメン駅構内の看板の日本語が怪しい寿司売店。

アジア人の店員がスマホで誰かと話をしていましたが明らかに日本語じゃない。ヨーロッパの寿司レストランは日本人が働いている場合が少なく大体はアジアの別の国の人だそうです。

ブレーメン中央駅に下りて外に出ると、目に入ってきたのはTramと言う名の路面電車、物乞いする人、駅前なのに大人向けのお店(ニヤニヤ)となかなかの怪しさ。

日本だと2000年ぐらいの日暮里辺りがこんな感じだったなと頭の中でイメージが被りました。

ホステルワールド(Hostelworld.com)で予約したホステルは駅から1kmぐらい離れたところで、向かっていくと昼間なのに人通りが少ない路地を通り到着しました。

看板や入り口は目立つわけでも無かったので一度通り過ぎてしまいました。

中に入り受付へ行くと人懐っこいおっさんが私を見て、「ニーハオ」と挨拶してきました。

アジア人の区別がつかないらしく仕方ないと気にせずに日本人であることを伝えると、改めて「コンニシュワ!」と変な日本語で出迎えました。ま、俺もカタコト英語だし似たようなもんかと。いつも通り英語しか分からないことをなんとか伝え英会話でやりとりを始めました。

英語を勉強しといた方が良いですよね。

料金は前払いでVISAしか使えなかったのでトラベレックス(海外で安心して使えるトラベレックスカード:travelex.co.jp)のプリペイドカードで決済しました。有料でしたが朝食も頼みました。シーツ代はレシートを確認すると料金の中に含まれていました。

宿泊手続きをして部屋の鍵を渡される前に、

「パスポートか運転免許証かIDカードを預かる」

と言われました。

チェックアウト時に返却するとのこと。ただでさえ怪しいおっさんなのにパスポートは預けたくないと思ったし、日本人にはIDカードが無いので日本の運転免許証を預けました。

チェックインの手続きが終わって「アリガト!」と言われたので「ビッテ シェーン(ドイツ語でどういたしまして)」と返しました。

気になっていた自転車駐輪場所がどこかと聞くと、表にある車用スロープで地下の車用ガレージの降りてシャッターから建物内に入れるように指示されて待っていると、シャッターがガラガラとなって開き、おっさんが「コンニシュワ」。

自転車を見たおっさんは「まるで子供が乗る自転車みたいに小さいね」と。

身長が170cm私より低いおっさんが言うとなんだかなとも思いました。

ガレージから建物の中に案内され、二つぐらいドアを通り奥へ進むと、いくつか大きめのキャリーケースが置いてある宿泊者用荷物置きスペースと思われる部屋へ。

ドアには鍵がかけられ盗難防止ができているようでした。でも自転車を置くにはちょっと狭い。

自転車を置いて(もちろんチェーンロックもかけて)宿泊のドミトリーの部屋にようやく入れました。

宿泊の部屋は4人1部屋のドミトリータイプで、この日は私一人だけの宿泊でした。他の部屋には何人か止まっているようでした。

荷物を下ろし落ち着いたところで、晩御飯を買いにまた駅方面へ。

とりあえずスーパーがないかうろうろしつつ観光できるかなと。

しかし観光になりそうな場所は駅そばの何故か鳥居のある公園と建物ぐらいかな?

この鳥居のある建物は、ユーバーゼー博物館という名前で100年以上の歴史があるそうです。日本だけでなくオセアニア、アフリカ、アメリカの伝統工芸品を所蔵しているとのことですが、今回の旅で私は入っていません。

広場では、売店というか屋台的な大きなトラックがたくさんあり、観覧車などもあって、なにやらお祭りの準備中でした。

お腹が空いて、良い匂いつられ我慢できず駅構内の屋台で売っていたホットドッグを食べました。

ソーセージが20cm 近くあってパンが小さく見える!食べ応えあって2ユーロですよ。安い!スーパーではカップヌードルを買いました。こっちは逆に小さいけど1.8ユーロだったかな?日本より確実に高い。

ブレーメン中央駅周辺は、正直に言って綺麗ではなく物乞いやホームレスが結構いて、治安が悪そうなのでホステルにすぐ戻りました。

ホステルのキッチンでお湯を沸かし、早速カップラーメンを食べました。

味は薄めです。そして麺が短いのが特徴的でした。

キッチンにはもう一人白人男性がノートPCで何やら作業をしているようでしたが、俺が麺をすする音を出した瞬間、動きが止まったのが分かりました。

欧米ではラーメンやパスタの様な長い麺をすすって食べる習慣がないことを思い出しました。おそらく麺が短いのはすすることができない欧米人向けの作りだと思われます。

宿泊客が自由に使えるキッチン。冷蔵庫もあります。ただし入れた食べ物がなくなる可能性もあるのがホステルの常識です。

個人のものが置いてある棚がありました。「NOT FREE」と貼り紙してありました。置いているのは長期滞在者かな?

部屋に戻ると肌寒かったので窓をみると換気のためか開いていました。出かける前は気づかなかった。

斜めに開いている窓の作りも興味深いものがありますが、閉じようと日本の感覚でハンドルノブを水平にすると、
今度は横開きになり、初めてみた面白い二段階機構でした!

次の日以降もドイツは雨の日が続く予報だったの、ブレーメンからは一気にオランダ・アムステルダムへ行くと決めました。

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ヨーロッパ旅行10月12日(ドイツ6日目→オランダ1日目)/自転車をそのまま乗せられる鉄道で国境越え

以上です。